やっぱり教師の仕事は大変だった

茶色の木製のテーブルと椅子

新学期を迎えて数日。

今年の1月から特別支援学校で働き始めた私。

年度途中からの採用だったため、最初は補助的な仕事をするだけでよかったので、

「これでこの給料もらえるならラッキー」

と思っていましたが。

新学期になるとそうもいかなくなってきました。

担任として数人の生徒を受け持ちました。

そして、実際の授業もしなければなりません。

と言っても、知的障害や肢体不自由の生徒たちなので、普通学級の生徒が受けるような授業という授業ではありません。

この間は学活の授業で『係を決めよう』という内容で、私が初めて担当しました。

係の内容も簡単なもので、

『今日の給食の献立を発表する』

『今日の時間割を発表する』

『プリントを下に取りに行く』

など。

生徒はしゃべれないので、横についている教師が代わりに発表します。

でも、生徒が積極的に参加している感を出さなければなりません。

そこで教師たちは手をたたいたり、合いの手を入れたりして盛り上げます

そして、授業を担当する教師は、テンションがめちゃくちゃ高いです。

声を張って、芝居がかった話し方で、オーバーリアクション

今まで病人や年寄り相手に、静かに対応してきた私にとっては別世界だし、何より恥ずかしい。

そして、最近の授業はほとんどパワーポイントを使います。

教師は皆ノートパソコンを持っているので、それを教室に持っていき、大きなテレビ画面に映し出します。

黒板自体ありません。

パワーポイントは一回作ると、翌年も同じものを使えるのでいいのでしょう。

その時も、他の先生が作った去年のパワーポイントをお借りしました。

そして、何とか係決めの授業を終えることができました。

緊張した~。

今後も何回か、授業をしなければならないようです。

夏休み明けには、新任教師は研究授業も待っています。

これは校長や教頭が見に来る授業です。

その準備も結構大変らしい。

最初は楽勝だわと思っていたけど、楽して稼げる仕事なんてないですね。

私より半年前に、やはり特別支援学校の講師になった同級生は、この間LINEしてきて

「大変すぎて、今年いっぱいで辞めようかと思ってる

なんて弱音を吐いていました。

「わからないことが多すぎるから不安なだけよ」

「わからないなりにも一歩ずつ進んでいけば、何とかなっていくよ」

「とりあえず、行けるとこまで行こう」

と励ました後、

この給料捨てられる?この年で雇ってくれるとこなんてないよ」

と送ると

「そうだよねー。最近滅入ってネガティブになってた。ありがとう」

と彼女。

講師とは言え、結構色々させられるので不安だし、わからないことばかり。

指導してくれる先生もついてないし、誰にも相談できません。

教師が足りない、足りないと言って、志望してきた人をどんどん現場に送り込むのはいいけど、

実際現場に入ったわからないことだらけの教師たちはどうすればいいのでしょう。

精神的に追い込まれて、辞めてしまう人も多いのでは。

これから先のことを考えると、不安ばかりが先に立つのです。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました