昭和の女とつらい腰痛

turned off laptop computer on top of brown wooden table

私は療養型病院に勤務するアラ還の介護福祉士。

昨夜、持病の腰痛が悪化したのか、腰がズキズキ痛み始めた。

座っても、横になっても痛い。

何をしても痛い。

「明日仕事に行けなくなったらどうしよう」

そう思って、YouTubeで「腰痛改善」と検索し、片っ端からありとあらゆるストレッチをやってみる。

あれやこれや1時間くらいやって、お風呂に入って体も温めて、早めにベッドに入った。

翌朝、いくらかよくなっているかと思ったが、まったく変わりない。

「これはまずい」

しかし、仕事に行かないわけにはいかないので、出かける。

幸い運転はできた。

制服の下に腰痛ベルトをきつめに巻く

そうして、仕事が始まった。

最初の難関はおむつ交換。

これは中腰の姿勢になるので、腰痛には厳しい。

同じ年代の人とたまたまペアになって、一緒におむつ交換をしている時に

「昨日から腰が痛くて痛くて」

と話すと、相方の女性

「休めばいいのに…。でも休めないのが私たち昭和の人間よね」

と明るく言うので、私も

「そうそう、私たちって休めないんだよね」

そう言って一緒に笑った。

別の30代の男性は、私の腰痛を知ると

「無理しない方がいいですよ。無理して体壊しても、うちの病院は何もしてくれませんよ」

と言ってくれた。

最近の若い人は…という言い方はよくないかもしれないが、若い人は朝職場に電話してきて

「今日、〇〇なので休ませて下さい」

とあっさり言っている。

上司も「ダメだ」とは言わない。

そのために人が足りなくなっても、残っている人たちで何とかカバーするしかない。

それが職場というものだ。

でも、私は急に仕事を休むということができない。

どうしても無理。

無理して無理して、職場にやってきて、ものすごく具合悪い顔をしながら仕事をして、

周囲の人たちに

「もう帰ったら」

そう言われるまで帰れない。

まったく迷惑というか、たちが悪いというか。

多分周囲の人にとっては、かえって迷惑なのだと思う。

でも、今までそうやってやってきた。

私たちの時代の人は、ちょっとやそっとのことでは仕事を休めなかった。

この性分はこれからも治りそうにない。

昨夜、ネットで「腰痛」と検索していたら、現在は腰痛の時に安静にするのではなく、動かした方がいいらしい

動けないほど痛い時は仕方ないが、少し落ち着いたら動かす方が予後がいいらしい。

今日頑張って動いたら、夕方にはそれほど痛くなくなってきたような気がするのはそのせいか。

腰痛には安静、ではないらしい。

今日も頑張ってストレッチして、明日の夜勤に備えよう。

しかし、職業病とはいえ、腰痛って本当につらい…。

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