50代から考える 老いを遅らせる70代の生き方

70歳が老化の分かれ道」高齢者医療を専門とする、医師である和田秀樹先生が書かれた本です。

現在の70代は昔の70代とまったく違う。

若々しく、健康になった70代の10年間は、人生における「最後の活動期」となった。

70代の過ごし方がその後、その人がどう老いていくかを決める。

70代に努力することで、要介護となる時期をできるだけ遅らせ、晩年も若々しさを保つことができる。

「50代なのに、まだ早い」そう思いましたが、早いうちから考えておくことが大切なのだそうです。

老化を遅らせる知恵を簡単にご紹介したいと思います。

引退しない

仕事をやめてしまうというのが、一気に老け込んでしまう典型なのだそうです。

仕事を辞めることにより、運動機能の低下、脳の老化を促進してしまうのです。

もしも、仕事を辞めるのなら、仕事の代わりに何をするか、早い段階で考えておく必要があります。

新しい仕事をやってみるのもよいでしょう。

仕事を通して社会とのかかわりを持ち続けることが大切なのです。

仕事をしよう

若い頃のような収入、成果を求めず、仕事をしましょう。

自分の経験、スキル、知恵が誰かの役にたつことに価値観をもつこと。

社会とのかかわりを持ち続けることが大切です。

ダイエットはしてはいけない

ダイエットは一気に老け込む要因になります。

少しふっくらした人が長生きするというのは、統計上わかっています。

一般的に少し肥満と言われている、BMIが25~29.9の人が一番長生きするのです。

反対に痩せている人(BMIが18.5以下)は早死にするそうです。

しかし、BMIが25以上になると、医師からは減量することを勧められます。

が、気にすることはありません。

むしろ年をとると、栄養不足、タンパク質不足に気をつけましょう。

食べることが好きで、食べることができるならダイエットしないことです。

寿命を縮めない医療とのつきあいかた

コレステロールは高めの方が長生きできるそうです。

コレステロールは高いと心筋梗塞を起こしやすく、低いと癌になりやすいとデータではわかっているそうです。

ですから医師の言うことを鵜呑みにするのではなく、このような統計データを採用するのもよいそうです。

また、自分に合った医師の選び方も大切です。

今飲んでいる薬について尋ねてみて、患者の悩みを取り合ってくれる医師なら問題ありません。

しかし、「問題ありません」と教科書通りの診断をする医師は避けるべきだと本書では言っています。

医師との相性は大切です。

話を聞いてくれない、会うと気分の悪くなるような医師にはかからない方がいいです。

まとめ

老後に最も気を付けることは、老後のうつによる活動の低下です。

栄養、特に肉を食べること、適度に運動をすること、日光に当たってセロトニンを増やすことが大切です。

70代をいかに生きるかで、その後の老後の生き方が変わってきます。

80歳になっても、90歳になっても元気で若々しくいる為に、このようなことを今から意識しておきましょう。

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