先日、職場の飲み会があった。
どういう流れだったのかわからないけど、私より少し年上の男性が30代の女性に熱く語っていた。
「投資をしなさい」と。
スマホの画面を見せながら、「投資はすごい」みたいなことを言っている。
その画面では、何の銘柄かはわからなかったけど、100万円に70万くらいの利息がついていた。
30代の女性は真剣に聞いていた。
他にも30代の男性が2人いて、興味ありげに聞いていた。
3人とも、NISAもiDeCoもふるさと納税もやっていない、よくいるタイプの人たちだった。
銀行で定期預金をして、がん保険や医療保険、個人年金などもやっていたりする人たち。
まあ、こういう若者たちがほとんどなんだろうと思う。
NISAだ、iDeCoだ、と世間ではよく聞くけど、
ほとんどの人はそれが何なのか全然知らないし、
知ろうともしていない。
知るチャンスもない。
周囲に教えてくれる人がいないし、情報を自分で取りに行こうとはしないから。
30代の3人がこのことをきっかけに少しでも投資を始めて、将来
「あの時、投資を始めてよかったな」
と思ってくれたらいいなと思う。
でも、長い人生の間には投資で大損することもあるだろうし、儲からないかもしれないし、
投資が続けられなくなるかもしれない。
そんな時に
「あの人からアドバイス受けて投資を始めたのに、大損した」
などと思うようなことにならなければいいけど。
「人に投資を勧めてはいけない」とよく聞く。
損をした人が、勧めた相手をうらむということがあるからだ。
だから私は、その場ではただうなずいて、肯定だけした。
積極的には勧めなかった。
投資は必ず儲かるわけではない。
他人のお金に責任がとれるわけでもないのに、無責任なことは言えない。
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