先日、母の用事につきあい、買い物に行きました。
何気に靴のお店をのぞくと、今からの時期にちょうど良さそうなサンダルが。
しかも、何と3900円→1000円!
それからさらに20%オフ。
えーっ、800円なんてやっすーい!
以前の私なら迷わずに購入していました。
だって3900円が800円ですよ。
買わない理由がない。
しかし、その時の私は違いました。
これが3900円のままだったら、私は欲しいと思うのか。
安いから買うのか。
高くても欲しいものは欲しいはず。
安いから買うということは、この靴が本当に欲しいということではない。
確かにこの靴、3900円だったら買いません。
ということはいらないということ。
と自分の中で納得して、その場を離れました。
帰ってからも「あれでよかった」と我慢できた自分?に満足。
まあ、最初から買い物に行かなければいいんですけどね。
人間、見ると欲しくなってしまうので。
今日は母の買い物につきあったので仕方ないのですが。
そして、昨日はアウトレットに行きました。
今はセール中で、半額とか30%オフなんていうポップがいっぱい。
若者たちがレジに列を作っています。
でも、不思議と欲しくならなかったんですね。
今年、たくさんの服を処分したからでしょうか。
バーゲンで買った服、トレンドを追った服などは飽きやすく、寿命が短いことがよくわかったからです。
何かを買うという行為には、ほとんど見栄がベースにあるのだそうです。
服にしても、バッグにしても、車にしても、「新しいもの」「流行のもの」「ブランドもの」が欲しいと思う。
それは他人の目が気になるから。
他人の目を気にしなければ、毎日同じ服だって、中古の車だって、何だっていいですよね。
「バビロンの大富豪の教え」という本に、
「欲望に優先順位をつけよ」
という言葉があります。
ものすごいお金持ちならいくらでも買い物できるけど、
普通の会社員が何でもかんでも欲しがって買い物していたら、お金がいくらあっても足りません。
欲しいものを買って、払えなかったらローンを組んでも買って、払いが終わったらまたローンを組んで別のものを買う。
そんなことを繰り返していたら、貯金はできません。
家が欲しいなら車はあきらめるとか。
車がどうしても必要なら、新車はあきらめて中古にするとか。
自分が欲しいものに優先順位をつけて、すべてを手にいれようとしないこと。
そういうことをバビロンの大富豪は教えてくれているのです。
こんな当たり前のことに気づかず、今まで何も考えずに散財してきた私。
もう遅いかもしれないけど、今からでも本当に欲しいものは何か、それはどうしても手にいれなければならないものなのか。
よく考えて買い物したいと思います。
そうやって考えれば、本当に心から欲しいものなんてこの世にはないのかもしれません。
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