昨日、ニュースでやっていましたが、ご覧になったでしょうか。
男女共同参画白書の令和4年版の調査結果についてです。
20代の男性の65.8%、女性の51.8%が配偶者や恋人がいない。
また、20代の独身男性の約4割がデートした人数が「ゼロ」
30代の男性の26.5%、女性の25.4%が結婚の意思がないという結果が出たそうです。
結婚相手は事実婚や内縁関係も含んでいて、デートについては恋人でない人も含んでいるそう。
近頃は車を所有していない若者が多いらしく、私たち世代では必須だった車でのデートが実現しにくいというのもあるかも。
テレビでは特に、20代の独身男性に注目していて、結婚していなかったり、結婚の意思がないのは正規雇用の人が少なく、所得が少ないことが影響しているのではと言っていました。
なぜ、積極的に結婚したいと思わないのかの理由については、
結婚に縛られたくない。
結婚という形式にこだわる必要性を感じない。
結婚するほど好きな人に巡り合っていない。
結婚生活を送る経済力がない、などの理由があげられていました。
まとめてみると、
最近の若い人達の考え方は多様化していて、必ずしも結婚する必要はないと考えていること。
経済的にあまり裕福ではなく、結婚生活が難しいと考えているというところでしょうか。
私たちの親世代の頃は、ある一定の年齢がきたら結婚するものだと思っていて、親戚やご近所さんから相手を紹介され、まあ悪くはないなと思えば結婚するという時代でした。
私が若い頃はお見合いの人は少なくなり、学生時代からつきあって結婚したり、職場で出会って結婚したり、恋愛結婚がほとんどでした。
それから、時は流れ、結婚したいと思ったらお金を払って、出会いの場所に行かなければならない時代になりました。
出会いたいと思えば、結構苦労しなければならない時代になったのです。
今日、職場の24歳の女性看護師が
「1ヵ月前に彼氏と別れたんですよ。つらかったけど最近、やっと落ち着きました」
と元気ない様子で話してくれました。
2年近くつきあっていたそうですが、大学生だった彼氏が就職で地元に帰り、遠距離になってしまったことですれ違いになり、別れる結果になったそうです。
24歳なら、彼氏が就職したら結婚するかもと考えていたでしょう。
ショックも大きかったと思います。
「だいたい彼氏ってどこで探したらいいんですか?」
と聞かれて、困ってしまいました。
本当に皆、どこで知り合っているんでしょうか。
うちの病院に勤めている男性は、ほぼ結婚しているし、独身の人はすでに40歳越えの人ばかり。
職場で探すのは無理なようです。
出会おうと思ったら友達の紹介か、結婚相談所か、出会い系アプリか…。
「でも、もし紹介してもらっても、一からデートして食事して、相手のことを知って…とか段階を踏んでいくのが今さらめんどくさいし、ダルい」
と彼女は言うのです。
全然知らない相手と出会って、一から関係を築いていくのは確かに骨の折れる作業ですよね。
出会った頃のドキドキ感を楽しむより、もう「めんどくさい」「ダルい」という気持ちの方が先なんです。
近頃の若者は、結果を早く求める傾向があるというのは、本当なんですね。
「誰かいい人探して紹介するよ」
と私が言うと、
「お願いします。でも私、相当理想高いんですよね。顔はカッコよくないとイヤだし、あと服のセンスがダサいのもイヤ」
うーん、やっぱり見た目は大事なのね。
確かに、顔が好みじゃないと、一緒にいて顔見るたびにツライし、服がダサいと一緒に歩くのは恥ずかしい。
でも、結婚生活は顔じゃないよ、誠実な人柄が一番大切だよ…とバツイチアラ還の私は思うのでした。
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