コロナ感染して7日めです。
味覚障害と嗅覚障害、続いています。
コロナ感染、特にオミクロン株による後遺症についての調査が行われており、数件記事を見つけました。
福島県での調査
6月下旬から7月中旬までの3週間、患者107人が回答したもの。
デルタ株での後遺症があったと答えた人が74人。
オミクロン株での後遺症があったと答えた人は33人。
デルタ株での中等症以上の人は約8割なのに対し、オミクロン株での中等症の人は約2割と言われているので、オミクロン株では軽症の人が多いのですが、後遺症がある人が多いとのことでした。
ほとんどの年齢層で後遺症はあったそうですが、比較的若い世代で悩まれている人が多く、60代以上の人は少なめだそうです。
また、オミクロン株での後遺症の主な症状ですが、一番多いのがせき、次に倦怠感、そして発熱、味覚障害だと言うことでした。
栃木県での調査
7月に療養を終えた人1000人に対して、調査した結果です。
3か月後も症状が続いていると答えた人が12%。
主な症状は倦怠感、疲労感、頭痛。
40~50代の女性が多い。
「受診先がわからない」という人が多かったとのこと。
医療機関からは、
「後遺症の病態について、不明な点が多い」
「特効薬がないので、対応が難しい」
との課題が挙げられたそう。
クローズアップ現代では
聖マリアンナ医科大学には「後遺症専門外来」が開設されているそうです。
患者の脳の血流を調べ、低下している場合、磁気を当てて脳を刺激するなどの治療を行い、約8割に改善があったとのこと。
コロナは軽症だったのにもかかわらず、重い倦怠感や慢性疲労性症候群を伴った後遺症に悩まされている人が非常に多い。
聖マリアンナの佐々木医師によると
「非常に強い疲労感、自発性の低下、認知機能障害、睡眠障害、嗅覚異常などが多く発生し、長期間続いている。そして、この発生は圧倒的に軽症者に多い」
「新しいことを覚えられない、文字情報が頭に入ってこない、やる気がしないなどで退学や退職に追い込まれることも」
「障害が他人の目に見えにくいからこそ、世間からの理解も低く、不遇な対応を受けやすい」とのことでした。
これからもっともっと後遺症を訴える人は増え続けるだろうとのことで、
後遺症への対応の大前提は
「感染しないこと」
「可能な範囲の注意を怠ってはならない」
と佐々木医師は言われていたとのことです。
まとめ
後遺症への対応の前提が「感染しないこと」というのは当たり前すぎるし、「可能な範囲の注意」ってどんな注意?と感染した私は正直思います。
しかし、実際の後遺症の事例は想像以上で恐ろしい。
特に軽症者に多いというところも怖いですね。
後遺症が続くようであれば、やはり受診した方がよいようです。
そして、大前提は「感染に気をつける」ということしかなさそうです。
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