同級生が新築一戸建てを建てました。
同級生なので、彼女も私と同じくアラ還です。
両親が亡くなったため、両親が住んでいた古い実家を壊して、その土地に建築。
平屋で4LDK。
注文住宅です。
彼女はインテリアにも家にも特にこだわりはない人で、ただ
「駐車場を広くとってほしい。4台は停めたい。」
「床は無垢材で」
それくらいのこだわりだったそう。
今日、新築のお祝いを持って、初めてお宅に伺いました。
特にこれといった特徴や工夫はなく、普通の家。
それでも、新築ですから素敵なはず。
それなのに、雑然とした雰囲気。
お世辞にも「素敵ね」とは言えないような家。
なぜなら、全然片付いていないからです。
棚の上、テーブルの上、キッチン周り、洗面台周り。
あちこちに何かがごちゃごちゃと置いてある。
そして、キッチンの隅にはビニール袋に入った何かが数個床置きしてある。
ああ、床置きは絶対ダメなのに。
極め付きは、娘の部屋。
23歳の娘の部屋は、泥棒が入ったかと思うほどの汚さ。
ごちゃごちゃと物が散乱している。
せっかくのクローゼットも洋服は数枚しかかかっておらず、扉が閉まらないくらい、なだれ状態で服が落ちている。
親が片付けられないなら、やはり子も片付けられないのですね。
インテリアにもきれいな部屋にも、まったく興味がないここの家族。
せっかくの新築が泣きます。
もっときれいにすればいいのに。
私なら、一生懸命掃除して、きれいにオシャレに見えるように頑張るのにな…。
もったいないとしか、言いようがない。
この年齢でもやはり住宅ローンを借りたそうで、さすがに借り入れ額は聞けなかったのですが、
これくらいは聞いていいかなと思い、
「何年ローンなの?」
と聞くと
「25年」
とのこと。
おお、ローンが終わった時、年下のダンナさんはなんと80歳になる計算。
今は長生きする時代だけど、大丈夫なのかなと思いました。
その頃まで働くのは厳しいので、退職金を当てにしているのでしょうか。
いざという時は娘2人が援助してくれると約束しているそうですが、未来はわかりません。
もう少し短くできなかったのかな…と他人事ながら思いました。
50代後半で大きな借金を抱え、長い長いローンを組むことに恐怖はなかったのでしょうか。
60歳を目の前にして、よくそんな勇気があったなと感心しました。
夫婦が元気で働けている時はよいのですが、人生はどんなことが起こるかわかりません。
さて、新築の家を見て、我が家に帰ってくると、やはり築30年以上の家は古さが隠せません。
「家は古いけど、私は掃除を頑張るぞ」
と自分をなぐさめる私なのでした。
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