【新任講師】先生の新学期は大変

デスク ラックに鉛筆の浅いフォーカス写真

教師という仕事はめちゃくちゃ忙しいと言われています。

私がこの仕事に就いた時は年度の途中だったので、ヘルプのような立ち位置でした。

特に何を担当するということもないし、たいして責任もない。

ただ、生徒が安全に過ごせるように見守ったり、トイレの介助をしたり。

「こんな楽な仕事で、こんなにたくさん給料もらえてラッキー」

なんて思っていました。

ところが、4月に入ってから驚きました。

毎日毎日、めちゃくちゃ忙しいのです。

新しい先生たちが赴任してくるので、どこをどの先生が担当するか希望を聞きつつ、話し合って決めます。

学年を決めて、担任を決めて。

それだけでも色々な思惑がからんでいるようで、大変です。

1年から2年、2年から3年と持ちあがることもあれば、全然違うところに行くこともある。

周囲の先生とうまくいかないので希望を出して、あえて違うところに行く先生も。

学年が決まったら、同じ学年の先生たちと近くの席になった方が色々と都合がいいので職員室の席替えが行われます。

これがまた大変。

でも、片付けできるのでいいかもしれません。

それから、新年度の係決めです。

係の数がめちゃくちゃある。

しかも、その係がどんなことをやるのか、楽なのか大変なのか、見当もつかない。

でも、最低2つ、やらなければならないと言われる。

隣の先生に聞いて、まあまあ楽そうな係を探して

「これとこれ、やります」

と先に立候補して確保。

そうこうしていたら、新学期が始まりました。

まだ給食がないので、生徒たちは午前中で帰ります。

午前中は生徒たちの世話であっという間に終わり、昼休みが終わると、午後は会議の嵐となります。

係になった人たちごとに集まって、話し合い。

係は結果、3つなったので、話し合いも3つ出席です。

それから、同じ学年の先生たちとの話し合いは毎日あります。

一人一人の生徒について、気をつけるべきことなどを全員の先生で共有します。

その合間に、新年度採用された教師の研修にも毎日参加。

毎日、毎日、会議、会議、会議ばかり

午後は会議が休みなく続いて、へとへとになります。

毎日午後から頭がガンガンしてきて、痛み止めを飲むけど全然効きません。

でも、家に帰ると頭痛はすっかりよくなるのです。

精神的なものでしょうね。

『学校アレルギー』みたいなものかもしれません。

新規採用の教諭、つまり正規の先生にはちゃんと指導の先生がつくそうです。

でも、私たちのような講師にはそういう指導者がいません。

かといって、何もしなくていいわけでもなく、結構色々させられます。

講師にも役割を与えないと、教諭の先生ではまかなえないくらい、現場は忙しいのです。

仕方なく、私たちは周囲の先生に聞くしかないのですが、先生たちも自分の仕事に忙しそうなので聞くのも遠慮してしまいます。

右も左もわからないけど、とにかくただ毎日学校に行き、目の前に出された課題を一つずつこなす

そうやって、少しずつでも前に進むしかないのかもしれません

もう他に働くところもないし、ここで頑張るしかないのです。

 

 

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