今の仕事に転職した時、収入が一気に10万円増えました。
手取り額で10万円です。
アラ還で収入が急に10万増えるなんて、そんな美味しい話、滅多にないですよね。
信じられなかったし、嬉しかった。
毎月10万も収入が増えれば、毎月近場の温泉旅行に行けるわ~とか、
欲しいものを毎月買えるわ~とか、
5万は貯金増やせるよね~とか思ってました。
収入が増加して、もうすぐ1年。
収入が10万増えたという幸福感は長続きせず、今はそれが当たり前になっています。
あの頃の私、10万も少ない給料でよくやってたなーと逆に感心する。
そして、増加分の使い道。
当初考えていたようにうまくはいかないものです。
思っていたように買い物したり、温泉に行ったり、貯金したりはできないものなんですね。
何事も、特にお金に関しては計算通りにはいかないのです。
もちろん、貯金額は増やしました。
買いたいものも、少しは買えるようになったし、
毎月赤字にならなくなりました。
人の『幸福度』というものは年収とはあまり関係ないということがわかっています。
お金がたくさんあるに越したことはありません。
世の中のたいていのことはお金で解決できます。
だからといって、お金がたくさんあれば幸せというわけではないのです。
大金を持って、欲しいものをたくさん買うことが幸せなのだと思う人もいるかもしれません。
でも、たいてい買ったものはすぐに飽きて、また別のものが欲しくなります。
何と幸せと考えるかは、人それぞれ。
ただ、本当の幸せは日常の中にあるのだと私は思います。
野菜をたくさん買ってきて、ダーッと切って、美味しいおかずができた時。
湯舟に浸かって、「あー気持ちいい」と思う瞬間。
休みの日にダラダラと横になって、テレビを観ている時。
一日の終わりにベッドに入って、布団の温かさにホッとする時。
そんな何気ない日常が普段と変わりなく、毎日続くこと。
それが幸せということなのではないでしょうか。
人はちょっとした日常の瞬間に、本当の幸せを感じるのではないでしょうか。
「お金で幸せは買えない」と人は言うけど、お金に縛られた暮らしをしている人は多い。
収入を増やすことだけにとらわれるのではなく、お金で買えない幸せを積み重ねることに目を向けてはどうでしょうか。
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