書道家の友人と再会した話

今日はいつもの美容院へ行く日でした。

終わって支払いの時、何気にカウンターの上のチラシに目が留まりました。

懐かしい友人の名前があったのです。

その友人は昔住んでいた家のご近所さん。

私と同い年で子供の年齢も近かったので、よく一緒に公園で遊んだり、お出かけしたものです。

その頃の彼女は専業主婦。

私が離婚して引越した後、しばらく会わなかったのですが、10数年後に再会。

その時は彼女が書道家に転身していて、その展示会に行ったのです。

彼女の華麗な転身を見て、うらやましい気持ちになったことは否定しません。

海外でパフォーマンスしたり、メディアに出たり、展示会に出品したり。

書道家としての収入がどれほどあるのかはわかりませんが、ちょっとした有名人。

その頃の自分は、10数年働いた会社が倒産して路頭に迷っていた頃。

変なプライドが邪魔をして、それからしばらく、彼女と会う勇気はありませんでした。

Facebookで彼女の活躍は知っていたのですが、連絡はせず。

そしてさらに15年近くたった今日、偶然にチラシを目にしたのです。

なぜか迷うことなく、私の車は美術館に向かっていました。

室内に入ると、2、3m先に彼女の姿が。

綺麗に着物を着こなしていて、凛として美しかった。

声を掛けて、

「私、わかる?」

と聞くと、すぐに答えてくれ、

「だって、変わってないもん」

と言ってくれました。

控室に通してくれて、コーヒーやお菓子をごちそうしてくれました。

お互いの近況を少し話して、再会を約束しました。

ごく一部ですが、彼女の作品を紹介します。

写真撮影オーケーで、SNSなどにどんどん公開してほしいとのことでした。

私はこの一番下の「あなたに会えて」というのが一番気に入りました。

何とも味のあるいい字だと思いませんか。

書道のことはよくわからないけど、自分がいいなと思うものを見ればいいのではと思います。

 

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