最近、質屋さんのCMって多いですね。
明るい感じのCMが親しみを感じさせるのでしょうか。
昔のイメージとは違って質屋さんはずいぶん敷居が低くなって、入りやすい雰囲気になってきているようです。
私が質屋を利用したとき
決して、お金に困って質屋に行ったのではありませんが。
5年くらい前に、ずっとタンスの肥やしだったヴィトンのショルダーバッグを売りに行ったことがあります。
ほとんど使っておらず、傷みもなくきれいな品でした。
免税店で買った時は5万円くらいだったのに、質屋で提示された金額は7000円でした。
安いわ~と思ったけど、もう使うことはないと思ったので買い取っていただきました。
グッチのショルダーバッグを売りに行った時は、これはヴィトンと違って布製のもので、傷みもあったのですが、3000円で引き取ってくれました。
ブランドバックの買取などに質屋は利用しやすいですね。
質屋の常連だった元夫
いつもお金に困っていた元夫は質屋の常連といえるほど、よく通っていたようです。
今から35年くらい前、まだ高価だったビデオデッキ。
結婚する時に元夫が持ってきたものでした。
しかし、これは何回質屋に入ったかわからないほどでしたね。
私が出かけている間に持ち出していて、最初は何気なく
「ビデオがないけど、どうしたの?」
と聞くと
「あー、会社の人に貸した」
と元夫は答えていました。
ビデオなんか、人にそうそう貸します?
そのうち、頻繁にあったりなかったりするので、そういうことかと気づきました。
でも、もともと元夫の所有物だし、私がなんやかんや言うのもおかしいと思い、黙殺していました。
エスカレートする質屋通い
月日がたつにつれ、ビデオデッキに価値がなくなり、次に元夫が目につけたのは
ビデオカメラでした。
子供たちが幼稚園や小学校に上がり、運動会などをビデオに撮りたいと思い、最初はご近所さんにお借りしていました。
しかし、何回もお借りするのも気がひけるので、思い切ってその当時15万円くらいするビデオカメラを買ったのです。
今の時代からすると考えられない金額ですよね。
でも、私が甘かった。
新品の家電、しかも使用期間が極めて短いもの…元夫が質屋に持っていくのにはピッタリではないですか。
多分、その年の運動会の時しか使わなかったと思います。
その後、家の中には存在せず、質に入れたことに気づきましたが、指摘すると「人に貸した」とシラを切るか、「オレの稼いだ金で買ったものをどうしようと勝手だ」などと逆切れしてとんでもないことになるので、見て見ぬふりをしていました。
結局、そのビデオムービーが家にあったのはごく短期間で、最後は取り戻すことができず、質流れしたと思われます。
婚約指輪にも手をつける元夫
ビデオカメラを質屋に入れるよりもずっと前のことです、
結婚して3年目くらいでした。
友達の結婚式に呼ばれたので、久しぶりに婚約指輪をつけていこうかと思いました。
結婚した頃は立爪のダイヤモンドの婚約指輪が流行っていました。
普段は邪魔になるのでもちろんつけていなかったのですが、タンスを開けてみたら指輪がない。
日曜日で家にいた元夫に「指輪がないけど、何でかな」と話すと、元夫明らかに様子がおかしい。
元夫が入浴中に財布をそっと見てみると、質札が入っていました。
「立爪ダイヤ 30000円」
たったの3万円のために、大切な思い出の婚約指輪を質屋に入れるなんて。
人間として最低だと思いました。
元夫に質札を見せ、「これはどういうこと?」と怒り悲しみ、その月の給料日後に3万円プラス利息を払い、指輪を取り戻してきました。
それなのに、それなのに、
また2.3か月後に指輪は質屋に舞い戻ってしまったのです。
このことがわかった時、「この人は人間としてダメだ。もう一緒にはいられない」と思いました。
もう指輪なんかどうでもいいと思いました。
その時はもう、元夫に問いただすことはせず、指輪を取り戻そうともしませんでした。
結局、その指輪は質流れしました。
そして、この時を境に、私は将来絶対離婚してやると心に固く誓ったのでした。
しかし、立爪ダイヤって価値ないんですね。
もう流行ってなかったというのもあったようですが。
というか、もともと安物だったのか…。
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