数年前、母が叔母と出かけた時の話。
叔母の運転で、あるお宅に伺った帰り。
車を停めた駐車場までは、車1台がやっと通れるくらいの細い道を通っていかなければなりません。
しかも、その細い道の片方は高い塀に面しています。
用事が終わって車に乗り込み、その細い道にさしかかった時、叔母はハンドルの切る角度を誤ったらしい。
左の前は塀にぶつかりそうだし、右の後ろは出っ張った石にぶつけそうという状態になったとか。
叔母の車はその頃、クラウンでした。
前に進むことも、下がることも、ぶつけそうで怖くて、どうしようもなくなった叔母。
母も運転できないし、八方ふさがり。
さて、この後どうしたと思いますか。
母が車を降り、近所の家を訪ね廻ったそうです。
運よく、3軒目の家に若い男性がいて、母が事情を話しました。
すると、その男性はいとも簡単に車を操作し、無事車を真っすぐにしてくれたとか。
母は財布から2,000円を取り出して、その男性にお礼したそうです。
ぶつけたら2,000円ではすみませんからね。
しかし、その男性も運転に自信があったのでしょうね。
若い男性でも下手な人はいるし、女性でもうまい人はいるけど。
私が叔母ならどうするかなー。
じわじわ頑張って一人で解決しようとするかな。
結果、ぶつけても自分のミスだし。
もし、運転を頼まれても、ぶつけたら大変だから絶対にやらないでしょう。
何とも母の機転には驚かされました。
さすが年の功ですね。
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