YouTube動画を見ていたら、リベ大両学長の再放送の動画で
「人生最悪を乗り切る思考法」
という動画があって、前に観たような気もしたけど、再度見てみました。
これはタルムードシリーズで、
『最悪なことがあっても、それはもっと悪いことの防波堤』
と言う話です。
簡単にあらすじを書きます。
あるラバイが旅をしていた。
聖書を読むためのランプを持ち、羊と犬を連れていた。
日が暮れてきたので、粗末な納屋を見つけてそこに泊まることにした。
しかし、油が切れてランプの灯が消えてしまい、真っ暗になってしまう。
そして、犬が毒虫に刺されて死に、羊も狼に殺され、食べられてしまう。
翌日、ラバイが歩いていると誰もいない村にたどり着く。
そこは昨夜、盗賊に襲われて村人が全員殺されて金品を奪われていた。
そこでラバイは気付いた。
昨夜、ランプの灯が消えていなかったら、犬や羊が生きていたら、盗賊に見つかって自分も殺されていたに違いない。
ランプの油がなくなり、犬と羊を失い、最悪と思うようなことが起きたけど、そのおかげで助かった。
というお話です。
人生、最悪とまではいかなくても「ついてないことばかり」が続くという時はありますよね。
そんな時、その状態をただ嘆くのではなく、もっと最悪なことが起きる前の防波堤だと考えれば前向きになれます。
私の母はまさにこういう考え方をする人間です。
例えばころんで擦り傷を負ったとしても、
「これくらいですんでよかった。骨折してもおかしくないくらいだった。ありがたい」
と言います。
財布を落とした人がいたら、
「財布くらいですんでよかった。財布が身代わりになってくれたんだよ。お金はまた稼げる」
と言う。
こんな風に考えることができれば、イヤなことが起こってもいいように考えることができます。
どんな災難が降りかかっても、人は希望を見失ってはいけない。
最悪なことが最良のことだと信じれば、未来が見えるのです。
人は不幸なことが起きると、
「ああ、最悪だ」
と自分の身を嘆くだけになってしまう。
無力になり、何もしなくなります。
失ったものではなく、自分が持っているものを数えてみるといい。
人は意外とたくさんの幸せを持っている。
そして「環境を変えるのもいい」と学長は言っていました。
何事も自分の考え方次第、心の持ち方次第だということですね。
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