この春から一人暮らしを始めた方も多いと思います。
一人暮らしは気楽ですが、気をつけなければならないこともたくさんあります。
その中で、自宅のトイレに閉じ込められる事故が結構多いそうです。
多いのは、ドアノブの劣化により、ドアノブが回らなくなって、外に出られなくなる事故。
私の友人も昔、おばあちゃんの家でドアノブが空回りして、トイレに数時間閉じ込められたそうです。
家族が帰ってくるまでの少しの時間でしたが、その後トイレに入るのが怖くてたまらなかったそう。
また、ドアの向こうに重い大きなモノが落ちて来て、それが邪魔になってドアが開けられなくなり、外に出られなくなる事故も多いそうです。
家族がいるなら、いつか気づいてもらえるでしょうけど、一人暮らしだったら「死」に直結します。
実際、何日か過ごして救助された人の話などを読むと、「すごい」の一言。
トイレの中から「ヘイ シリ!」と大声で叫んで、携帯から助けを求めた話。
トイレで1週間以上過ごし、毎日トイレットペーパーにくるまって寝た人は、ふと思いついて、最後の1個のトイレットペーパーの芯を広げて、ドアのすき間に差し込み、ドアを開けることができたそうです。
こんな経験をした人達は、日常のありがたさが身に沁みたでしょう。
まさに九死に一生を得る体験ですよね。
私は一人暮らしを始める前から、家では常にトイレのドアは開けっ放しにしていました。
というのも、息子たちがまだ赤ちゃんの頃、ハイハイし始めて何をするか心配だったのでいつもトイレのドアを開けていたのです。
その名残か、ドアを閉めると息苦しく感じ、今でも開けっ放しで用を足しています。
もちろん、誰か家に来ている時は閉めますけどね。
また、マンションの購入時、ドア自体の交換は予算が厳しかったのですが、ドアノブだけはレバー式のものに交換しました。
一人暮らしなら念のため、ドアは閉めないで用を足した方がいいと思いますし、ドアノブが古いものなら交換しておいた方がいいでしょう。
トイレに関する話をもうひとつ。
長男が3歳くらいの頃、ひとりでトイレに行くようになった頃の話です。
トイレでおしっこはできるのですが、よく床にこぼしていて、ついつい怒ってしまっていました。
ある時、またおしっこをこぼしてしまって、私に怒られると思ったのか、大量のトイレットペーパーを使って床を拭いて流したせいで、トイレが詰まってしまったのです。
水が溢れてまったく流れず、私はどうしようもなくなって、実家の母に相談。
両親が「スッポン」を買ってきてくれて、スッポンとしたところ、無事開通しました。
ちなみに「スッポン」というのは、正式には「ラバーカップ」というそうです。
トイレが詰まった時はまず、このスッポンを試してみるといいですよ。
母から
「あんたがあんまり叱るから、こんなことになるのよ」
と言われ、反省しました。
まだまだ小さい長男が、必死で一人で何とかしようと頑張った姿を思うと、かわいそうなことをしたと今でも思います。
もう30年も前のことなのに、思い出すと今でも胸が痛みます。
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