母が私の息子たち、つまり孫の結婚について
「もう30よね。早く結婚させないとね」
とよく言います。
「縁結びの神様にお願いしに行きなさい」
と私にしつこく言います。
私は結婚は自分からしたいと思って、自分で相手を探してするものだと思っているので、わざわざ神頼みしに行くのは気が進みません。
でも、今は自然な出会いを待っていても結婚できない時代のようです。
自分からどんどん出会いの場に行って、自分をアピールしなければ結婚も難しい時代のようです。
そもそも結婚ってしないといけないのでしょうか。
結婚してないと世間から認められないとか、
結婚してはじめて一人前とか、
昔はよく言っていました。
私が高校受験の時、担任の教師が40代の未婚の女性教師で、3者面談後
「結婚してない先生に、子供を持つ親の気持ちなんてわからない」
と憤慨していたことを思い出します。
何でそんなに怒っていたのか、今となっては覚えていませんが、その時
「やっぱり結婚はしなければいけないものなんだ」
と思ったことは覚えています。
私は24歳になる年に結婚しましたが、同級生の中では早い方でした。
今でも高校の同級生で一度も結婚していない人は数名いますし、職場の同僚にも多くいます。
もはや結婚することは、当たり前のことではなくなっていると思います。
結婚したとしても、私のように離婚する人もいるのですから。
結婚っていったい何なんでしょうね。
昔々は結婚は経済的安定のためにあったと言われています。
1人で暮らすよりも、2人で暮らした方が経済的に助かりますから。
私は結婚するチャンスがあるなら、1回はしてみたらいいと思います。
戻ってきてもいいから、1回はどんなものか試してみる。
結婚は自分には合わない、この人とは合わないと思えば離婚すればいい。
そんなにハードル高く考える必要はないと思います。
そして結婚すると、自身が大人になれるような気がします。
他人と暮らすこと、子供を育てることは大変なことも多いし、それを乗り越えていくことで自分が成長できたと感じることがありました。
ただし結婚して「しあわせにしてもらおう」と考える人は結婚しない方がいい。
働かないで「食べさせてもらおう」という考えの女性も多くいるそうですが、そんな考えでは結婚というものにすぐに失望してしまいます。
やはり幸せは2人で作るもの。
そして、2人にとっての幸せが何なのか、お金に対しての考え方はどうなのか、その価値観のすり合わせも大切です。
家を買って、素敵なインテリアに囲まれるのが幸せなのか。
子供に恵まれて、子供と出かけたり、一緒に過ごす時間が幸せなのか。
お金を節約して貯めるのか、バンバン消費するのか。
価値観が合っていないと、どうしてもうまくいかなくなるでしょう。
私も離婚して25年たち、アラ還という年になった今、おひとりさまは気楽という反面、誰かに頼りたい、経済的にも精神的にも頼りたい、そう思うことも多いです。
日常の小さなことでも、ちょっと手伝ってもらいたい、こんな時に誰かがいたら…と思うことはありますよね。
ある程度の年齢になった人たちが、結婚というかたちではなく、事実婚を選ぶのもこういう理由からかもしれません。
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