最近新しくできた飲食店に行きました。
昼時でしたが、お客さんの入りはまあまあで、それほど忙しそうという感じではありませんでした。
ホールは若い女性が2人で接客していました。
食券を買って、空いている席に着こうとすると、テーブルが飛び散った汁で汚れていました。
「まだ開店したばかりだし、慣れないので要領が悪いのかもしれない」
そう思って、優しめに
「すみません、ちょっとここ汚れているので拭いてもらえませんか」
と店員さんにお願いしました。
若い女性の店員さんは感じよく、
「教えてくれてありがとうございます」
と言って、テーブルを拭いてくれたのですが、その手元を見て思わず声が出そうになりました。
雑巾みたいな薄汚い布で水拭きしているのです。
感染が、消毒が、と言っているこのご時世に。
信じられない光景でした。
濡れた雑巾みたいなので拭くと、きれいになるどころか逆に菌を広げるとも言われているのに。
今はだいたいどこの店に行っても、アルコールを噴射して、使い捨てのペーパーで拭く所が多いです。
椅子ももちろん拭きますよね。
見た目だけでもせめて、清潔そうな白い布で拭いてほしかった。
こういう衛生管理で料理しているお店ということは、厨房の中はどうなんだろうと疑問に感じました。
あまり清潔にしていない感じがしてしまう。
一事が万事ですよね。
私はその後に来た料理をもう食べる気になりませんでした。
半分くらい食べたところで、もう食べる気にならずに残しました。
それから、そのお店でいなりずしも頼んだのですが、持ってきた時に店員さんは
「いなりになります」
と言っていました。
いなりになる？
この「〇〇になります」という特有の言い方、バイト敬語というそうです。
この言い方を敬語だと思って使っている人が多い。
私はこのバイト敬語が普段から気になって仕方ないのですが、その日は特に
いなりの「なり」となりますの「なり」が重なって、ものすごい違和感が…。
「いなりです」
でいいのにね。
でも、これでは丁寧な感じがしないから
「いなりでございます」
と言うのが本当は正しいのですが、これだと丁寧すぎる感じがするんですよね。
いなりをそこまで丁寧に扱う必要はないかな…。
まあ、敬語というのは難しいものですね。
多分もう、そのお店に行くことはないような気がします。
いつか、あのテーブルの拭き方をお客さんに指摘されるような気がするのですが。
これはまずいやり方だということをお店が気づくのが、一番いいのですが。
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