結婚していた頃、新築分譲マンションに住んでいました。
住んでいたのはたったの3年あまり。
最終的には、私が子供たちを連れて荷物を出してその家を出ました。
その後離婚。
あの頃住んでいたマンション、美容院に行くたびに車窓から見ます。
便利のいい場所で、バス停が近く、お店や病院なども近かった。
ただ、小学校がすごく遠くて、子供の足で30分近くかかっていた。
ちょうど小学校に上がったばかりの長男が無事に学校に行けるか、いつも心配でした。
時は流れて、あのマンションも、もう築30年近くになりました。
35年ローンで購入したマンション。
もしも離婚せずにあのまま住み続けていたら、まだローンを払っているという計算になります。
元夫は自己破産したので、マンションはおそらく競売にかけられたと思います。
そのマンションは3LDK。
78平米くらいでした。
LDKが15帖くらいで、その横に6帖の和室。
まだカウンターキッチンが流行る前で、背面キッチン。
食洗器なんかもまだない。
玄関の両側に子供部屋みたいな狭い部屋が2つありました。
その頃としては一般的なマンションでした。
きれいで気持ちよくて広くて、私は十分満足でした。
でも、トイレの前や洗面所前に結構な段差がありました。
立地と営業マンのトークだけで、あれよあれよと言うまに買ったマンション。
他のマンションを見学する、調べるなど、比較検討することもありませんでした。
まだ若く、世間知らずだった頃の高額な買い物でした。
マンションの価値、返済の仕方、資金計画など。
もっともっと考えるべきだったと思います。
今は住宅に関する情報がたくさんあります。
あの頃、そういう情報が気軽に得られていれば…と思います。
その住んでいたマンションが、SUUMOに出ているのを見つけました。
しかも2軒。
1軒は現状のまま。
新築当時の半額以下で販売されていました。
写真を見ると、キッチンもお風呂も建具も何もかも古臭い。
もう1軒の方は全面リノベーションされてて、まったく別のマンションに変身していました。
値段は新築当時より、500万くらい下げていました。
キッチンはカウンターキッチンになっていて、お風呂は広い浴槽に変更。
今流行りのマンションに変わっていました。
立地はよいので、これなら売れるかもしれません。
現状のままのマンションでも、自分で好みにリノベーションすれば買う価値はあると思います。
もしもあのまま住んでいたら、我が家もリフォームしていたのでしょうか。
ご近所さんが次々とリフォームするのを見て、無理して我が家もリフォームしようとしたかも。
でも、きっと元夫と暮らしていたら、毎月のローンでいっぱいいっぱいだったと思います。
マンションというのはあっという間に古くなって、水回りなどのリフォームが必要になってくる。
それでも購入した方がいいのか、それとも賃貸がいいのか。
今となれば、中古マンションを買ってリフォームした自分の選択は正解だったと思っています。
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