子育ての最後

日曜日の朝、藤本美貴と横沢夏子がやってるテレビ番組。

「夫が寝たあとに」

地方によって放送時間が違うようだが、こちらでは日曜日。

子育てトークを主にやっているようで、「もう関係ないな」と今までは見たことがなかった。

この間、たまたま観たら、俵万智さんがゲストだった。

俵さんの子育てあるある短歌を披露していて、その一句に目が留まった。

「最後とは

知らぬ最後が

過ぎていく

その連続と

思う子育て」

深いなーと思った。

子育てって、最初にやったことは意識しているもの。

初めて離乳食を食べさせたとか、初めて歩いたとか…。

でも、最後って意識しないものだ。

過ぎてみて「あっ、いつの間にか終わってたな」と思う。

いつの間にかオムツがとれてたとか、いつの間にか自分でご飯が食べれるようになったとか。

その連続だったなと本当に思う。

ひとつだけ、最後と思ってやったことがあった。

母乳をあげること。

今は母乳は本人が自然に離れるまで飲ませていいらしい。

でも、私が子育てしていた頃は「断乳」と言って、1歳半くらいまでには強制的にやめていた。

「今日やめよう」

と決めた日は子供も泣いたし、自分も泣いた。

長男に比べ、次男は意外にあっさり「バイバイ」と言ってやめた。

私自身がつらくて、さびしくて、何回も泣いた。

これが、唯一最後を意識した子育てだったと思います。

 

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