短大時代からの友達の娘の就職を紹介しました。
その娘A子は21歳で、高校の介護科を卒業。
介護福祉士の資格を持っているので、私の友達が勤めている特別養護老人ホームを紹介しました。
無事採用となり、4月1日から勤務を始めたのですが、昨日そこに勤務している私の友達から電話が…。
「A子さん、しょっちゅう微熱があるとか吐き気がするとか言って、早退したり休んだりしてるんよね。何かお母さんから聞いてない?」
以前からそんなにやりとりしていないので、何も知らなかった私。
聞けば、たった2か月の間で10日以上は早退していて、急に休んだりしたことも何日かあったそう。
苦手としている先輩がいるらしく、その人と勤務がかぶる時に早退していることもあるらしい。
なるべくその先輩と勤務がかぶらないように、上司に直談判までしているらしいです。
一体、何様のつもりなのか、と思いました。
しかも、相変わらず、髪は黒とオレンジ色のグラデーションに染めているらしい。
早退の件も髪の毛の色も、特に上司から注意を受けてないので本人はそういう状態を続けているようです。
髪の色はともかくとして、本当に微熱が続いたり、吐き気がするのならきちんと病院に行って、診断書を提出するなり、しっかり休んで治すなりすべきだと思います。
介護施設は少ない人数で回しているので、一人でも休んだり早退されたら本当に困ります。
責任感がない、あてにならないと思われても仕方ありません。
しかし、施設側はこんな介護士でも貴重な人材、辞められたら困るので、強く注意はできないのです。
「私たちの時代はちょっと具合が悪いとか、熱があったりしても無理して仕事に行ったりしてたよね」
熱があって仕事に行くのは今はNGですが、昔は少々具合が悪くても無理して仕事に行くような時代でした。
上司が見かねて、「帰りなさい」と言われてはじめて帰れるみたいな。
家から「今日休みます」という電話をどうしてもすることができませんでした。
「私からA子のお母さんに電話して、ちょっと話してみるわ」
と言って電話を切り、すぐにA子の母親に電話しました。
「A子のこと、お世話してくれてありがとう。頑張って行ってるよ」
母親は何も知らない様子。
結構な日数、早退や欠勤をしていることを伝えると、まさかそこまで休んでいたとは知らなかったようで
「あの子ヘタレっていうか。ちょっとイヤなこととか、ちょっと何かあるとすぐに早退したり休んだり、学生時代からそんな風で。だましだまし今まで来た」とのこと。
A子は親にバレないように帰宅時間をごまかしていたようでした。
「髪の色も何も言われないからいいと本人が言ってた」
というので、
「言われないからいいとかじゃなくて、介護施設は年配の人が多い所だから髪の色とかに厳しいものなのよ。利用者のご家族から見てもいい感じはしないし、特殊な色で染めるのはやめた方がいい」
そういうと「あー、そんなものなのね」と。
母親の認識もちょっとずれてる感じがしました。
「まあ、叱るとかじゃなくて、ちょっと話してみて、病院行くなりして治療して。そうじゃないと無責任だと思われて本人のためにもならないし、夜勤もさせてもらえないと思う」と私は言いました。
母親の立場だと、ついつい叱ってしまうでしょうね。
最近の若者という言い方はよくないかもしれませんが、こんな風にイヤなことからすぐに逃げるものなのでしょうか。
『責任感』とかいうものはないのでしょうか。
誰でも苦手な人とか、苦手な仕事はあります。
でも、そのたびに休んだり早退されたら、信用はなくなりますよね。
A子はどうしたいのでしょうか。
こんなわがままを通していけるほど、世間は甘くありません。
紹介した私もとても肩身が狭いです。
一体これからどうなることやら…心配です。
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