今朝、テレビを観ていたら、先週金曜日に発表された国立社会保障・人口問題研究所による
「2021年社会保障・人口問題基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」
の結果について放映していました。
18歳から55歳までの独身者と、妻の年齢が55歳未満の夫婦を対象にした調査です。
独身者の意識
18歳から34歳までの独身者の中で、いずれ結婚するつもりと答えた人は
男性81.4%、女性84.3%
これは前回の結果より、男性も女性も5%ほど低下しているらしい。
そして一生結婚するつもりはないと答えた人は
男性17.3%、女性14.6%
との結果だそうです。
こちらは前回より上昇傾向。
つまり、結婚したいという人が減って、したくないという人が増えているという結果ですね。
結構多いと感じましたが、どうでしょうか。
しかし、これはあくまで34歳までの人対象であって、その後に結婚したくなる可能性もありますよね。
34歳というのはまだまだ若いし、結婚しないと決めきれる年齢ではないのではと思います。
独身生活の最大の利点としてはこのような回答があったそうです。
- 行動や生き方が自由
- 責任がなく、気楽
- 金銭的に裕福
- 広い人間関係が持ちやすい
- 住宅、環境などの選択が幅広い
自由で気楽な暮らしを求めている人が多いという結果のようです。
結婚相手に求める条件
男性が相手の女性に経済力を重視する割合は
48.2%まで上がっているそうです。(前回は41.9%)
女性は、男性の家事、育児の能力や姿勢を重視すると言う人が大きく上昇し、70.2% (前回57.7%)
昭和時代とは、意識がかなり変わっていますね。
結婚、子育ての状況
SNSやマッチングアプリで知り合った夫婦が全体の13.6%を占めているそうです。
夫婦の平均予定子供数は前回と変わらず、2.01人。
しかし、実際出産する子供の数は1.86人。
理想の子供数を持たない理由としては
「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」が最多の回答。
やはり、経済的な不安から子供を持つことをあきらめる人が多いんですね。
まとめ
結婚したいと思っている人が減り、したくない人が増えている。
出会いのきっかけはSNSやマッチングアプリが増えている。
子供は2人くらい欲しいけど、経済的な不安から1人しか持たない人も多い。
そういう結果でしょうか。
調査するまでもない結果だと思います。
テレビの出演者の方々は
「価値観の多様化というか、過渡期にきている」
「結婚するということだけでなく、人生の選択肢が増えたということ」
「結婚に参加しないという能動的な態度の人が増えた」
そういった意見がありました。
確かに私が結婚した頃は、まだ見合いをする人も多く、親戚や知り合いが見合い写真を持ってきて、何となく結婚する流れになるという人も多かったよう。
今は見合いというのがほとんどなく、自ら結婚しようという意思を持ってアプリに登録したり、婚活パーティーに行かなければなりません。
昔は結婚しなければ一人前と認められないとか、結婚してないと出世できないとか、子供のいない人は大人になれてないとか、そんな偏見がたくさんあり、結婚するのが当たり前でした。
今未婚の人たちも、今は結婚したくないと思っていても、結婚したくなる日が来るかもしれない。
もしかしたら50歳くらいになって結婚したいと思える人に出会えるかもしれませんよね。
結婚したい人はすればいいし、しないという人はしなくていい。
人口が減少するのはとめられない。
自分で自分の生き方を好きなように選択してもいい時代なのです。
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