50代、60代で仕事がなくて困っている人は、介護の仕事をしてみましょう。
なぜなら、介護の仕事は資格や経験がなくても、年齢も関係なく、採用してもらえるからです。
そして、正社員の道も遠くはないです。
実は私は45歳で介護の世界に飛び込みました。
今もその仕事を続けています。
介護の仕事へ転職するきっかけ
不景気だったり、コロナの影響で失業してしまった人は多いのではないかと思います。
私も40歳過ぎて会社が倒産し、転職を余儀なくされました。
一旦は菓子製造の仕事へつきましたが、正社員とはいえ、あまりの給料の安さに生活が成り立たないと退職。
それから迷いに迷って介護業界に飛び込みました。
ヘルパー資格などなくても大丈夫と面接の時に言われました。
介護の資格がとれる学校もあるようですが、行ってなくても全く関係ありません。
介護の世界は実践のみだからです。
私も何の経験もありませんでしたが、すぐに採用されました。
介護の実際の仕事
初めての出勤日、先輩に「はい、離床行くよ」と言われて、何のことかわからずついていき、寝たきりのお年寄りを起こして車椅子に乗せました。
これを「離床(りしょう)」といいます。
反対に寝かせることを「臥床(がしょう)」と言います。
言葉の意味も何も知らず、毎日先輩にお年寄りの起こし方、寝かせ方、トイレの介助の仕方など教えてもらいました。
主な仕事は離床、臥床、おむつ交換、トイレの介助、ご飯を食べさせる(これは食事介助といいます)ですね。
そのうち、お年寄りを4人担当するようになりました。
皆、ケアプランというのがあって、施設で元気に穏やかに過ごす為の目標みたいなのがあるんですね。
それが達成できたかどうか、毎月評価して、担当のお年寄りの様子などもパソコンで記録して、上司に提出します。
結構めんどくさいです…
そんなにお年寄りって状況変わりませんから毎月同じような記録になってしまうのですが、それを考えて適当に…書く。
これで毎月初めは2.3日サービス残業になります。
それから係とか、委員会とかもあります。
でも、還暦を迎えた友人が働いている施設は、ケアプランの評価などないし、委員会も係もない。
ただ、お年寄りのお世話をすればいいだけ、らしいです。
でも、人手が足りないので、3日に1回は夕方から朝までの夜勤だし、職場は70歳前後の職員もたくさんいるそうです。
70歳でも働ける職場なんて、すごいと思いませんか。
介護が人手不足だということの表れなんですけどね。
介護士の給料
夜勤1回が3000円という職場もあれば、1万円という職場もあります。
私はだいたい、月に4回ほど夜勤に入ってました。
時間は16時半から翌朝の9時半までです。
途中、2時間の休憩があります。
職場によっては3交代の勤務で、夕方から夜中までと夜中から朝までとに分かれている勤務体系のところもあります。
私の友人の施設は人手が足りず、1人が月に10回夜勤に入るらしいです。
夜中の仕事はやっぱりおむつ交換、トイレの誘導ですね。
ナースコールに対応したり、徘徊するお年寄りを転倒したりしないか見守ったり。
それからこれも職場によりますが、処遇改善加算というのがあります。
私は当時月に4万ほどもらっていました。
1万くらいの施設もあるし、ない施設もあるみたいです。
それでも手取りは20万ちょっとというところでしたね。
そして、ボーナスは手取りで年間60万くらいでしたか。
施設によって給料も様々ですし、めんどくさい色々な業務がある職場と、ただお年寄りの世話だけすればよい職場と色々あるようですね。
また、派遣という働き方もあります。
派遣ならこの職場イヤだと思ったら、次に行けるし、そうやって渡り歩いている人も多いみたいです。
もし、その中でいいと思う職場を見つけたら、そこの正規職員になればいいですし。
どこの介護現場も常に人手不足なので、求職中の人に介護職はお勧めです。
男性も今は多いです。
汚くてイヤだ、キツそうでイヤだと思うでしょう。
おむつ交換なんて無理、と思うでしょう。
でも仕事と思って淡々とやればいいのです。
人はすぐに慣れます。
そして、自分の為にもなります。
いつか、親が介護状態になったり、身内の誰かが介護状態になることもあるでしょう。
その時、介護の知識があれば、きっと自分の助けになります。
現場で働いて3年たてば、介護福祉士の資格取得の試験を受けることもできます。
資格をとれば、もっと活躍の場が広がりますし、手当がついて給料も上がります。
仕事がなくて困っている人へ
仕事を選んでいる場合ではないです。
介護の仕事に挑戦してみましょう。
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