ダメ親な私が、ほんの少し子育てで心がけていたこと

ダメ親だった私が、ほんの少しですが子育てする上で心がけていたことをお話します。

出来るだけ毎日絵本の読み聞かせをした

子供達が小学校低学年までは、毎日寝る前に2冊ほど絵本を読んで聞かせていました。

毎月年齢に応じた絵本が2冊届くというサービスを契約していたのです。

私自身が選ぶと、どうしても絵がかわいいとか、絵が好みとか、主観が入ってしまい、選び方が偏って本当に子供が喜ぶような本を見つけることができないと思ったからです。

寝る前に「絵本読もうか」というと、2人は嬉しそうに絵本を選んで持ってきていました。

子供達は目をきらきらさせて、絵本を見ていました。

貧乏だったけど、心豊かになれる時間。

今でもその時の光景を思い出すと「あの頃はよかったなー」と思います。

とっくに字は読める年齢でも、読んでもらう本というのは特別な意味があると思うのです。

それは親と過ごすかけがえのない時間だったり、親とのコミュニケーションだったり。

絵本を読む時は変に抑揚などはつけず、淡々と読むほうがいいそうです。

子供の想像力を大切にするために。

我が家の子供達が好んでいた絵本の中に「おっとあぶない」という絵本がありました。

絵がきれいでもかわいくもなく、内容も子供から見たら少し怖いようなものだったのですが、2人は好んでよくこの本を選んでいました。

子供の好みって大人からは想像できないほど、面白いものですね。

子供達が大きくなって、50冊ほどあった絵本の大半は子供のいる友人に譲ったのですが、この「おっとあぶない」を含む数冊は今でも私の手元にあります。

薄汚れて所々破れているけど、どうしても手放すことができないものです。

成績が下がっても叱らない・勉強しろと言わない

自分が学生の頃、特に中学生の頃は母から「勉強しなさい」「成績がこんなに下がってどうするの」とかなり言われたし、怒られました。

小学校からずっと成績上位だった私に期待をかけていたのかもしれませんが、私はそのことに反発していました。

試験前には私が大切にしていたラジカセ(こんなの今の人達にわかりますかね?)を母はこっそりどこかに隠して、私にラジオを聞かせないように、勉強するように仕向けていました。

でも、そんなことをしても無意味ですよね。

勉強しようと思えばするし、したくないと思えばラジカセを聴く以外でもいくらでもサボることはできます。

それが母にはわからなかったのでしょうね。

結局、私はその地域で1番レベルが高いと言われる高校を熱望していた母を裏切った形で、2番目の高校に行きました。

結局、自分がなぜ勉強するのか、何が目標なのか、わかっていなかったのだと思います。

中学の頃は漠然と小学校教員になりたいと思っていましたが、そのために1番レベルの高い高校へ行く必然性というのがわかってなかった。

別の学校でも目的は果たせると思っていたし、顔を見れば成績のことばかり言う母に嫌気がさしていました。

だから私は、自分の子供には勉強しろというのは止めようと思っていました。

自分の記憶にある限りでは「勉強しなさい」と言ったことはないと思います。(もしかしたら少しは言ったかも)

定期テストの成績表の中に、親が感想を書く欄がありました。

そこに私はいつも「自分のことです。自分が自覚しなければ勉強はしません。親がここに何かを書く意味はありません」と書いていました。

勉強しなさいと言わなくても、子供達2人とも成績は良かったですね。

「勉強しなさい」と親がいうのはマイナスになっても、プラスになることはないと思います。

完璧な親を目指さない

私は全くいい親ではありませんでした。

子供達が小さい頃からずっと働いていたので、一緒に過ごす時間は少なく、あまりかまってあげることはできませんでした。

もっと子供と一緒にいて、どこかに連れていったり、遊んだり、話をしたりしたかった。

後悔していないと言えば嘘になります。

でも、仕事と家事で自分がいっぱいいっぱいでした。

常にお金の心配があり、会社でのストレスがあり、子供に関わることは最低限しかできなかった。

完璧な親どころか、ダメ親でしたが、それくらいでかえってよかったのではと今は思います。

そうじゃなかったら、仕事と家事と子育てで、本当にダウンしていたかも。

何とか子供を育てていけたのも、完璧を目指さず、適当なところで手を抜いて子育てしていたからかなと思います。

子供にかまう時間がありすぎると、子供のすること全てが気になって、干渉しすぎになっていたと思います。

でも、もし過去に戻れるなら、もっといっぱい子供と話して、いっぱい子供とあちこち行って、嫌というくらい一緒にいて、後悔のない子育てをしたい。

今、子育てをしている皆さん、子供が自分の側にいてくれる時間はとてもとても短いです。

今この時を大切に、子育てを楽しんで!

 

 

 

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