皆さんは、使用していない家電のプラグを抜いていますか?
「プラグ」とは電源を差し込む方のことです。
壁についている差し込まれる方は「コンセント」と言います。
このあたりが曖昧になっていませんか?
実は私もよく理解していませんでした。
つい、「コンセント抜いて」
なんて言ってしまうわけですが、正しくは
「プラグ抜いて」
なんですね。
「コンセント抜いて」の方がしっくりくるような…。
「待機電力がもったいないからプラグは抜いた方がいい」なんていう話も以前はよく聞きましたが、
「抜いてもたいした節約にはならない」という意見もよく聞きます。
結局どっちがいいのか。
炊飯器に関しては年間250円程度の節約だそうです。
たったの250円か…。
私は昔から面倒なので、一切抜いていませんでした。
しかし、私の母は家電を使っていない時、必ずプラグを抜く人でした。
母によると、熱を発する家電のプラグは、使用後抜かなければ火事になる恐れがあるというのです。
なので、こたつ、ホットカーペットはもちろん、トースター、炊飯器も使用後はプラグを抜きます。
しかし、熱を発するものでも、電子レンジはなぜか抜きません。
それは単純に「忘れていた」から、でした。
ちょっと奥まったところにコンセントがあって、目立たなかったんですね。
まあ、統一できていないところが母らしいのですが。
ある時、ネットを見ていたら
「使い終わった炊飯器の電源プラグを毎回抜くと、8000円かかる?」
という記事がありました。
以前の「林先生の初耳学」でやってたという内容。
タイマーで炊き上がり時間などを予約できる炊飯器は、時計機能が内蔵されています。
普段は電源プラグからの電源でこの電力もまかなうのですが、電源プラグを抜いている間は内蔵電池からの電力に切り替わるそうです。
節電のためと思って電源プラグをこまめに抜くことが、かえって内蔵電池の消耗を引き起こしているというわけです。
そして、その内蔵電池は自分で交換することができないので、メーカーに修理に出して交換してもらおうとすると、8000円程度かかるかもということでした。
この話を母にすると、
「ほんと?大丈夫なの?火事にならないの?」
半信半疑です。
もちろん、わかりやすく丁寧に説明しました。
ネットでもテレビでもやってたと。
しかし、母はそもそも炊飯器のタイマー機能を使っていなかったのです。
それは、「使い方がわからなかった」から。
購入時に何回も説明したのですが、とうとう理解してもらえませんでした。
母はいつも起床してから炊飯器のスイッチをONしているので、内臓電池の消耗などは彼女には関係なかったのです。
というわけで、いまだに炊飯器は使用後プラグが抜かれています。
そりゃ、母にとっては火事の方が怖い。
一度、母の頭にインプットされた昔々の情報というのは、80歳を超えた頭からも消えないようです。
せっかく、丁寧に説明したのに…まあいいけど。
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