少し前、加賀まりこさんが18年にわたる事実婚を公表したと、話題になっていましたね。
「辛い水を飲まなければわからないのよ」
「若い時はついかっこいいほうに行ってしまうよね」
「穏やかなのが一番」
と加賀さんは言っておられました。
ほんとにそうだと年を重ねた今思います。
真面目に働く人、性格が穏やかな人が一番です。
若い時はつい見た目でカッコいい人、性格が激しい人に魅力を感じてしまうものです。
そういうのを経験したからこそ、わかるのですが。
私の元夫は見た目もイケメンでしたし、ええかっこしいでした。
友人には、借金してでもおごってやるような人でした。
結婚前に私の友人3人を連れて、おしゃれな所で食事して、その後スナックに連れていってくれたことがありました。
もちろん、支払いは全部元夫持ち。
スナックでは自慢ののどを聞かせていました。
カラオケはすごくうまかったのです。
私の友人たちの中で、元夫のカブは爆上がりでした。
私はそれを見て、有頂天になっていました。
まだ、23歳くらいですから、そういうのがかっこよく見えたのです。
そういう性格が結婚するとアダになるということを、結婚してから知りました。
職場の後輩におごってやったり、友人を家に招いてご馳走したり、自分の家の経済状態を考えず、おごるのです。
私がそのことについて、文句でもいおうものなら、ものすごい勢いで怒り、物を投げ、暴れました。
「何で友達を大事にしないのか」と。
お金を使うことが友達を大切にすることではないと私は思うのですが、元夫の考えは違っていたのです。
外面だけはいい人でした。
お金で人の心をつなぎ留めたかったのかもしれません。
寂しい人だったのでしょう。
今は、少しくらいお金にケチというか、しっかりめの人の方がいいと思っています。
そして、穏やかで、少しのことでは怒らない人。
そんな人が一緒にいて、心やすらぐ人なのではないかと思います。
こういうのは、年をとらないとわからないものですね。
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