「老後2,000万円問題」と言われてから数年。
結局、いくらあれば安心なのか。
特に単身・持ち家ありの場合、
本当に2,000万円も必要なのでしょうか?
今日は、できるだけ現実的な数字で整理してみます。
老後資金の考え方は「不足額 × 年数」
老後に必要なお金は、次の式で考えます。
ここを冷静に計算すると、自分の目安が見えてきます。
単身女性の平均生活費はいくら?
総務省の家計調査では、
単身高齢女性の生活費はおおよそ月15〜18万円。
持ち家なら、
管理費
固定資産税
光熱費
食費
医療費
交際費
を含めて 月16〜18万円 が現実的ラインです。
年金はいくらもらえる?
平均的な厚生年金受給額は、月10万円前後(個人差あり)。
私自身も約10万の予定。
仮に月10万円とします。
実際の不足額を計算
ケース①:生活費16万円
不足:6万円
年間:72万円
20年間で
👉 1,440万円
ケース②:生活費18万円
不足:8万円
年間:96万円
20年間で
👉 1,920万円
ここだけ見ると
「やはり2,000万円必要」と思えます。
しかし、まだ続きがあります。
医療・介護費はいくら見ておく?
日本には
高額療養費制度
介護保険制度
があります。
医療費は月8〜9万円程度で上限があり、介護も原則1〜3割負担。
それでも不安に備えるなら、
👉 300〜500万円を予備費
として持っておくと安心です。
結論:単身・持ち家の場合の目安
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 生活補填(20年) | 1,400〜1,900万円 |
| 医療・介護予備費 | 300〜500万円 |
| 合計目安 | 1,500〜2,000万円 |
これが現実的なレンジです。
でも「全員2,000万円」ではない理由
老後資金は人によって大きく変わります。
✔ 持ち家か賃貸か
✔ 何歳まで働くか
✔ 生活水準
✔ 退職金の有無
✔ 投資の有無
たとえば、
・65歳以降も少し働く
・生活費を月16万円に抑える
・退職金がある
この条件なら、1,200〜1,500万円でも十分現実的です。
老後資金で本当に大切なこと
重要なのは
「総額」よりも
✔ 毎月赤字にならない設計
✔ 固定費が低いこと
✔ 制度を知っていること
✔ 健康を保つこと
老後は一発勝負ではなく、毎月の積み重ねです。
まとめ
老後に必要なお金は、
単身・持ち家の場合
👉 1,500万円前後が一つの安心ライン
ただし、暮らし方次第で、1,200万円でも現実的。
大切なのは、
不安なままにすることではなく、
具体的な数字に落とし込むこと。
老後は「恐怖」ではなく、「設計」できるものだと思います。

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