職場の同僚が婚活していた時の話です。
30歳を過ぎたその同僚は、長年つきあった彼氏に浮気されて別れ、結婚にあせっていました。
相談無料で大手ではなく、地元密着型という結婚相談所を見つけ、私に一緒に行ってほしいというので、予約をして一緒に行きました。
大手の結婚相談所は40～50万かかると聞いていたので、地元密着型なら安いのではと思ったようです。
中年の男性の方が応対してくれました。
彼女のプロフィールを聞いたところでその人は、
「女性は若いのが一番、きれいな30代の女性と普通で20代の女性なら、男性は間違いなく普通の20代の女性を選ぶ、日本の男性は皆若い女性が大好き」だと熱弁しました。
そんなものなのか…私達二人は衝撃を受けました。
いやいや、そんなことない、いくら若くてもブサイクな女はダメだろ、と私は思いました。
しかし、その男性の言い方は、もう相談者の女性には結婚は無理だと言わんばかりです。
でもお金さえ積めば、何とか結婚できないこともないというのです。
いくつかコースがあり、10万くらいなら紹介の数も少ない、しかし40万ほど支払えば、強力にバックアップし、必ず結婚まで到達させますと。
ここでは親身になってくれそうにない。
「考えてきます」と言い、その場を後にしました。
帰り道、「そんなにお金を積んでまで結婚したくない」とプライドを見せた彼女。
その後、彼女は男女20人ずつくらいのお見合いパーティーに2回行きました。
男女が円になって、1分間ずつ会話する。
次のフリータイムで気になった人に声を掛けて会話する。
最後に気に入った人の番号を紙に書いて係の人に渡し、男女で番号が一致したらカップル成立、というわけです。
彼女は1回目に行った時見事マッチングし、連絡先を交換したそうです。
お相手は車で1時間ほど離れたところに住んでいて、公務員とのことでした。
彼女は嬉しそうでした。
しかし、翌日メールをしてみたところ、メールが戻ってくる。
電話も使用されていない。
そのメールアドレスも電話番号も嘘だったのです。
結局、サクラに引っ掛かったということだったようです。
お見合いパーティーってサクラが多いらしいですね。
しかも、女性が好きそうな「公務員」という職業で女性を釣る。
もう一回彼女はそのお見合いパーティーに行ったらしいのですが、今度は誰ともマッチングせず。
その時、1回めの時にも来ていた男性と女性が数人いたそうです。
常連なんでしょうか。
そんなことがあって、彼女は心が折れたみたいです。
他の業者主催のお見合いパーティーを探したりもしていましたが。
「そんなところに行く男も女もロクなのがいない」
「結局誰からも相手にされないような人が行くところよ」
という結論に達し、その後お見合いパーティーへの参加は辞めたようです。
その後彼女は婚活自体やってなかったと思います。
現在、彼女は47歳になりましたが、結婚していません。
結婚相談所の人の言うことを素直に聞いて、もっと早くお金をかけてでも婚活していれば結婚できたのかもしれません。
結婚ってかなりタイミングの部分が作用します。
考えていると大体結婚できません。
だから若い時にえいっ！と一歩踏み出してみるといいのです。
年をとると、せっかくここまで待ったのだからと条件ばかりを気にしてなかなか前に進めなくなります。
結婚に失敗している人なんてたくさんいます。
かくいう私も失敗した人。
つきあっている人がいないのなら、周りの人に「誰かいい人いない？」と紹介してもらいましょう。
マッチングアプリとか、結婚相談所にも登録してみるのもいいかもしれません。
マッチングアプリは無料だし、実際結婚相手が見つかったという話もちらほら聞きます。
結婚相談所でお金をかけて結婚相手が見つかるなら、それも一つの選択肢だと思います。
出会い方はあくまで手段であって、その先をどう発展させるのかは自分次第ですから。
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