YouTubeを見ていると、60代の就職活動の動画を目にすることがあります。
私と同じ年代だと思って見てみると、ほとんどが「断られた」という内容。
正社員でもなく、パートなのに。
仕事内容はだいたい社員食堂とか、幼稚園などの調理補助。
求人票には年齢不問と書いておきながら、実際は書類選考で落とされるそうです。
多分企業側も、60代ということで、体力面、健康面について不安を持つのでしょう。
実際、60代以上の人で就職を希望したのに、採用された経験のない人は3割にも上るそうです。
政府は高齢者にも働けといい、年金は65歳どころか70歳支給になりそうだというのに、企業が採用してくれなければ働くことさえできません。
男性に関しては、現役時代にやっていた職種とは全く関係のない職種であれば、採用があるそう。
例えば、スーパーの品出し、駐車場の管理、清掃など。
現役時代の仕事とかけ離れた職種だと、プライドが邪魔をして、働きたくないと思う高齢男性も多いかもしれません。
私の父は公務員でしたが、62歳まで働き、その後は引退しました。
駐車場の管理の仕事などの紹介はあったそうですが、「そんな仕事はしたくない」と言ってずっと家にいました。
プライド高き人でしたから。
60代の女性の採用が難しかったのは、おそらくずっと外で働いてなかったからだと思います。
ダンナさんが退職して年金生活になり、生活が厳しくなったから、
「さて私が今度は働こうかな」
というのでは、やはり厳しい。
今まで色々な職場で見てきましたが、専業主婦だった人、ずっと働いてなかった人って、甘えがある気がします。
社会でずっと働き続けるって、本当に厳しいこと。
厳しい条件の現場でも、人が嫌がるような仕事でも、何でもやろうと言う覚悟がなければ、60代の就職は厳しいと思います。
コメント