かぶったプレゼント

先日、実家に行った時、母が

「これ見て、〇〇子さんからこの間もらった」

とバッグを出してきました。

弟夫婦が「米寿のお祝い」でプレゼントしてくれたとか。

ベージュカラーで横が30㎝くらいで、いっぱいポケットがある、肩掛けもできるバッグ。

私は好みではないけど、「いいやん」

すると、母は

「でも、これとそっくりなんよね」

ともうひとつバッグを出してきました。

ベージュのトーンがやや濃いけど、サイズは同じ、ポケットの造りがやや違うけど、肩掛けもできる。

まあ、同じバッグと言ってよいくらい。

母は少し前にこのバッグを買って使っていたのですが、弟夫婦から似たバッグをもらってしまった。

「同じようなのを持ってる」とは言えず、そのままもらったそう。

まあ、その場で言えないよね。

「あんた、もらってくれん?」

と私にくれようとしたけど、好みじゃないものはいらない。

メルカリで売ることも考えたけど、こういうノーブランドのバッグは売れにくい。

新品とはいえ、新品の証のタグもないし、袋にも入ってない。

多分、売れても3,000円くらいで、送料を考えると売るのは損。

結局、「誰か友達にあげようか」と母は言っていた。

どうせ、弟夫婦はどっちのバッグを使っていても、きっと気づかない。

しかし、何でバッグなんかプレゼントしたのか?

こういう女性にとって好みがはっきりしているものは、贈らないに限る。

私なら、絶対にあげない。

相手が母でも。

でも、偶然にも同じようなバッグをプレゼントした弟夫婦は、私より母の好みを熟知していたということで、

それは驚きだったのでした。

 

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