老後の悩みは孤独

ある機関紙を見ていたら、お悩み相談のコーナーがあった。

「未婚のひとり者です。私は話し相手のいない老後が心配で、寂しいです。

友人が増える機会も減って心細いです。仕方ないのでしょうか?」

この悩みに対して、

「押し活をしたら?」

「同年代の人が通うスポーツクラブや習い事に通ってみては?」

「早めに老人ホームに入って、その中で友人を探すという方法もある」

「今いる友達を大切に」

など、あまり参考にならなそうな回答が書かれていた。

運よく友達ができたとしても、距離感がつかめないと面倒なことになる。

習い事に行っても、その中の人間関係で疲弊してしまうこともある。

私の母は10年位前にカラオケ教室に通っていたが、そこの人間関係で悩んでいた。

私に会うといつも愚痴を言うので、

「仕事でもないのに、イヤならやめたら?」

と何回も言ったくらい。

数年後、だんだん教室を辞める人が出てきて、教室自体が成り立たなくなり、閉鎖になった。

母は今は気の合う人とだけ、たまにカラオケボックスに行っているらしい。

私はヨガに半年くらい通っているけど、友達はいない。

早めに行ったり、終わっても残ったりすれば、人と話す機会もできるかもしれないけど、

私はぎりぎりに行って、さっさと帰るので、誰とも話さないし、話そうとも思わない。

性格にもよると思うが、私は人見知りなので自分から声を掛けるのが苦手だという理由もある。

年齢を重ねると、友達を作るのもなかなか難しいもの。

やはり、同じ学校、同じ職場という環境が友達をつくりやすい。

孤独を感じたくないのであれば、仕事をすればいいと思う。

そうすれば、誰かと話せるし、その中には仲良くできる人も現れるかもしれない。

もちろん、どんな環境でも、人と接する限り、人間関係の悩みはつきものだけど。

未婚であろうがなかろうが、子供はいつか巣立っていくものだし、

仲のいいパートナーがいたとしても、後に残る確率は2分の1。

結局、最後は1人だと思う。

だから、1人でも楽しく生きていく術を身に着けるしかないのではと思う。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました