以前働いていた病院の同僚とランチした。
彼女は看護師。
「最近、病棟のベッドがガラガラ」
らしい。
「救急で運ばれてきた人の手術もできないくらい、医者がいない」
医者がいないので、受け入れができず、その結果かどうか入院患者が減っているらしい。
その上、昨今の様々な値上げ。
「電気代も食材費も上がってるけど、入院代は上げてないから経営がかなり厳しいらしいよ」
この冬のボーナスは最初、出ないかもしれないと言われていたらしい。
でも、結局昨年より0.1か月分下がるらしい。
「私はボーナスを当てにしない生活してるけど、家とか車のローンがある人はねー、やる気なくなるよ」
と彼女は言っていた。
このままいくと、来年はボーナスが本当に0かもしれないそうだ。
転職しておいてよかった、と思った。
『医者がいない』と言うのは、最近よく言われている『直美(ちょくび)』のせいかも。
ちょくびとは、医師が保険診療の経験をほとんど積まずに、美容外科や美容皮膚科などの美容医療分野に進むこと。
そういう若い医師が最近増えているとか。
美容外科は自由診療なので、収入がいい。
つまり給料もいい。
収入がよくてきつくない美容業界に進もうと若い医師が思うのは、仕方ないのかも。
もちろん、収入が上がらないのに、仕事がきついと看護師もどんどん辞めていく。
最近辞めた30歳の看護師は、審美歯科を専門にしている歯科に転職したとか。
麻酔をかけた時に血圧を測ったり、たいした仕事はないけど、看護師は必要らしい。
歯科は夜勤はないし、とにかく『楽』。
「若い人たちは看護師の使命感とか、そういうのないね。給料がすべて」
だと彼女は言っていた。
最初、使命感はあったかもしれないけど、日々の仕事の中で忙殺されていくのかもしれない。
最近、大病院の経営が危ないというニュースをよく見るけど、どこの病院も危ないのは同じようです。

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