母は家にいる時は、ずっとテレビをつけっぱなしだ。
昼間のテレビは、ものすごい数のテレビショッピングをやっている。
あれはすごい。
話が巧みで、値段も手頃。
私でも、「あれ、いいかも」と思ってしまう時がある。
日がな一日テレビを見ている高齢者なら無理もない。
何となく買ってしまうのもわからないではない。
この間もテレビショッピングのことで電話がかかってきた。
「テレビショッピングで西川の枕を売っていた。2つで9,980円」
「欲しいと思って電話したけど、電話が混みあっていてつながらないので、代わりにかけてほしい」
母は今、肩の痛みで整骨院に通っている。
枕を変えれば肩がよくなるかもと思ったらしい。
私はすぐに、
「整骨院の先生が言ってたよ。枕はやめた方がいいって。タオルを畳んだもので十分って」
すると、「そうなん!?」と驚く母。
整骨院の先生に全幅の信頼をおいている母は、その先生の言うことなら聞く。
「第一、頭は1つしかないのに、枕2つ買ってどうするの?」
「絶対見て買った方がいいって。ニトリでも連れていくからそこで見て買ったら」
そう言うと、母は納得した。
それ以来、枕の話はしてこない。
結局、枕は必要なかったのだ。
枕の通販を見たから、枕を買おうと思っただけで、
欲しいと思っていたわけではなく、必要と思っていたわけでもなかった。
テレビショッピングなんてそんなものなのだ。
少し前にも財布を買おうとしてたけど、私が止めた。
それ以来、財布の話はしてこない。
昼間のテレビショッピング、電話がつながらないほど盛況なんて、
高齢者はお金持ってるし、ショッピングが好きなんですね。
認知症の人がこういうのを見て、次々買いこんで、
家族が気づいた時には大変なことになっているなんて話を聞くことがあるけど、
こういう商売はちょっと問題あると思いませんか?

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