『受援力』って知ってますか?
元々は防災用語で、ボランティアを地域で受け入れる環境や知恵のこと。
2011年の東日本大震災から徐々に知られるようになったらしい。
恥ずかしながら私はこの言葉を知らなかった。
今日夕方のニュースでこの言葉を紹介していて、詳しく調べてみたので紹介しようと思う。
職場で、わからないことがあっても周囲に聞けなかったり、
多くの仕事を抱えていても誰にも頼ることができず、自分で何とかしようとすることは多い。
その結果、取返しのつかない事態となってしまい、最終的にメンタルを崩す。
こういうことは実際、よくあることだ。
しかし、なぜ、人に頼ることにスキルがいるのだろうか?
日本人は元々、助け合いの文化がある。
しかし、自分が助けられることについてはどうか?
「自分でやらないといけない」「人に迷惑はかけられない」と仕事を抱え込む。
いざ、助けを求める側になると、頼ることに抵抗を感じてしまう。
その結果、業務が滞ったり、メンタルが悪化して休職や退職などにつながることもある。
これを防ぐために「頼るスキル」つまり『受援力』を身につける必要があるのだ。
SOSを出せない背景には、いくつかの原因があるそうで、
最も大きいのが、「助けを求めること=自分の無能さや努力不足」という考え。
これくらいできて当たり前、わからないなんて恥だ、できない自分を認めたくない…
そんなプライドも関係しているだろう。
結局、困っているという状態を隠し、周囲はまったく気づかず、
ある日突然、心が限界を超えてしまい、休職や退職といった結果になってしまうのだ。
『受援力』を発揮するとどんなメリットがあるのか、というと、
個人としては『人に頼ることができる』ということは心理的負担が大幅に軽減される。
組織としても、離職率の低下につながる。
職場で誰かに頼るということは恥ずかしいことではない。
むしろ、チームの結束力を高めて、お互いの成長を促すことができる。
受援力ってすごい力を持っているんだなと思った。
昭和生まれの私にとって、『人に頼る』というのはとても難しい。
つい、「忙しいんじゃないか」「迷惑なんじゃないか」と思って遠慮してしまう。
でも、私の仕事が止まって、周囲に迷惑をかけることになれば、
私が思う『配慮』は何の意味もなく、かえって迷惑になる。
人を頼っていいんだというこの『受援力』という言葉。
もっと多くの人に知ってほしい。

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