今から8年前、ある保険に新規加入しました。
それまでは大手の保険会社の医療保険とガン保険に加入していました。
病気らしい病気をしたことがなく、保険は掛けるだけで一切請求したことはなかった私。
掛け金はそれほど高額ではなかったものの、もう少し安くできないかと生協の共済に目をつけたのです。
生協の共済は掛け金が安いということがとにかく魅力で、すぐに加入しました。
この保険の保障内容は
10年満期。
病気、けが入院で1日5000円。女性特有の病気でプラス3000円。
けが通院で1日1000円。
手術は手術内容によって、2万、4万、8万。
25万以上の住宅の災害で4万~100万。
病気死亡で100万、事故死亡ならプラス100万。
そして解約返戻金はなし。
1年に1回、割り戻し金あり。
こんな内容でした。
その時は納得して加入したはずなのに、8年たったら保険内容はすっかり忘れていました。
そして、ありがたいことに1回も請求はせず、コツコツと毎月2000円を払い続けていました。
総額192000円を支払ったことになります。
保障を買ったと言えばそうなんですが、なんともったいないことでしょうか。
貯金していれば、192000円手元にあったのです。
その頃は「保険は入るのが当たり前」だと思っていました。
そして「入院したらお金がかかって大変だ」「手術の時も一時金が出た方がいい」
そう思っていたので、保険に入らないという選択肢はまったくありませんでした。
しかし、最近、色々な方のYouTubeを観る中で、
「保険は自動車保険と火災保険だけ入ればよい」
「日本には高額医療制度があるので、保険に入る必要はない」
そう言われているのをたくさん視聴しました。
でも、毎月2000円くらいならそれほど負担にならないし、いいだろう。
せっかく今まで掛けてきたのに、今やめたら全額ドブに捨てるようなものだ。
そんなことを思いながら約半年。
でも、保険を請求できる病気にもならないし、けがをすることもない。
たかが2000円、されど2000円です。
そしてやっと今日、問い合わせ窓口に電話をして、解約の申し込みをしました。
書類を書いて送って今月までに解約の手続ができたら、今月末で保障は終了です。
解約を申し出たら、今まで払ってきた掛け金が本当にもったいなく思えてきました。
もっと早く解約すればよかった。
私のような扶養家族がいない人は、保険は必要ありません。
ごくたまに、「がん保険を掛けていてよかった。一括で300万もらった」
「入院して毎日5000円ずつもらったので、かなり助かった」
そんな話を聞くことがありますが、そんな人はごくわずかです。
「安心を買う」
確かに安心は欲しい。お金がもらえたら助かる。
でも、それなら保険の掛け金を払ったと思って貯金すればよいのです。
その分貯金をして、いざ病気になったらそのお金を充てればよい。
保険は保険にしか使えないし、私のケースのように請求することがなければ全額捨てることになります。
貯金なら他のことに使うことができるのです。
こんな簡単なことに気づかなかった私。
保険を掛けている人、保険貧乏になっていませんか。
色々掛けすぎていて、何が何だかわからなくなっていませんか。
今一度、加入している保険について調べてみて、必要性を考え直してみませんか。
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