【看護師の離職】現場の看護師の本音

私が勤めている病院で一緒に働いている今年25歳、4年めの看護師。

今年度いっぱいでここを辞めると決めて、もう師長にも話したそうです。

辞めてからぼちぼち就職活動をして、小さいクリニックにでも就職しようかなーと言っていました。

辞めたい理由は

とにかく色々なことがイヤらしい。

新人の指導もイヤだし、夜勤の時人が死ぬのもイヤ。

〇〇委員会とかもめんどくさい。

「だいたい、向上心とかないし、上を目指したいとかもないし。まあまあの給料もらえて、責任がないのがいいんです」

と彼女は言っていました。

まさしくこれが最近入職してきた看護師の本音でしょう。

なので、入職したら2.3年くらいでどんどん辞めていくようです。

そして、小さなクリニックなどに就職するとか。

特に美容クリニックが人気で、仕事も簡単だし、残業もないし、それなのに給料がいいそうです。

辞めない人は結婚して、出産して、育児休暇をもらった人。

大きな病院なので、福利厚生がよい。

多分そういう理由で今の病院にとどまっているのでしょう。

看護師が現場から離れていくのは、やはり責任が重すぎることが原因ではないでしょうか。

夜勤の時に人が死ぬと色々と大変だし、正直イヤです。

今夜危なそうな患者がいるという時は、看護師はピリピリしています。

危なそうな患者がいなくても、いつ誰が急変するかわかりません。

日勤でも、点滴やら検査やらたくさんの業務があって大変です。

それ以外にもカンファレンスがあったり、会議があったり。

小さなクリニックだとこんな仕事はないでしょうし、気が楽ですよね。

そしてやはり体力的にキツイです。

変則勤務が当たり前で、夜勤は3交代。

夜、眠れないというのは想像以上にキツイです。

もっともっと給料を上げないと、人はどんどんいなくなってしまいます。

やはりお金と休みが皆欲しいのです。

私が勤めている療養型病院は急性期病院と違い、毎日あまり変わり映えのしない業務内容です。

もちろん、今日はめちゃくちゃ忙しいという日もあります。

でも、ほとんどの日はそれほど忙しくなく、土日なんかは本当にヒマです。

そのせいか、ルーチンワークが終われば何もすることがなく、終業時間までしゃべったりダラダラしたり、本当にゆっくりしています。

もちろん、看護師だけでなく介護士もです。

まあ、楽なのでいいのですが、こういう環境では向上心が養われるわけもないですね。

ところで、今年入職してきた男性看護師。

「かなりヤバい」と指導の看護師が言っていました。

何を教えても、わかっているのか、わかってないのかわからない。

質問もない。

こちらが「なぜ、こんなことすると思う？」

「こういう時はどうすると思う？」

などの質問をしても、何も答えず黙っているらしい。

しばらく黙ったあと、

「調べてきます」

と返事をして、その場をおさめるらしい。

下手に答えて、間違えたくないようです。

最近の若者はこういう傾向にあるとか。

間違いを答えるくらいなら、答えない方が正解だと。

失敗したくないと失敗を過度に恐れるらしいです。

この人、活気がないし、表情も暗い。

コミュニケーション能力ゼロ。

大丈夫？この人ほんとに看護師なの？って思うくらいです。

まあ、毎日きちんと仕事に来ているから、まだ救いはあります。

今後、成長してだんだん変わっていくかもしれませんしね。

看護師という職業はやはり大変なようです。