【年金】厳しい現実

 

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街中で高齢者に年金についてのインタビューをしている番組を観ました。

もらっている年金額は本当に人それぞれでしたが、ほとんどの人が10万円以下。

中にはゼロの人や2万円ほどしかもらっていない人も。

「この年金ではとても生活できない」

そう言って、現在働いている高齢者の職業はほとんどが清掃でした。

中には2.3の現場を掛け持ちしている人もいて、そうやってやっと月の収入が10万を超えるとか。

これで持ち家ならまだいい。

賃貸アパートの家賃が8万円という人もいました。

こぎれいな民間のアパートに住んでいて、「金銭的に厳しいなら公営住宅に住めばいいのに」と思って観ていたら、公営住宅は応募してもなかなか当たらないと言っていました。

運よく公営住宅が当たった人は、25回も応募したと。

そもそも公営住宅の絶対数が少ないのかもしれません。

若い時の浪費クセが抜けずに、年金生活になっても散財している人もいました。

高級な食材や洋服を買っていて、「わかっているのに無駄遣いがやめられない」と言っていました。

結果的には、どの高齢者も

「年金だけではやっていけない」

という厳しい現実なのです。

年金だけでやっていけないならどうすればいいのか。

やはり70歳になっても80歳になっても働き続けるしかないのか。

80歳で電気店に勤めている女性が出演していました。

80代で接客業をしているだけあって、若く見えるし、腰も曲がっていないし、しっかりとした受け答え。

でも、それなりに衰えもあるだろうし、若い人に迷惑をかけている部分もあるのではと思って観ていました。

彼女は収入面ももちろんですが、生きがいも感じているようでした。

そして、「家でじっとしていると、ボケそうだから」と笑いながら言っていました。

こういう理由で働くということを選択したのであればいいと思います。

しかし、ヨボヨボの見るからに年老いた人が清掃しているのを見るのは忍びない。

私が若い頃は、60歳になったら仕事を辞めて年金で好きなことをして暮らしていくんだ、それが当たり前だと思っていました。

私の父も定年退職後、再就職はせず、家で毎日じーっとしていました。

母はもともと専業主婦だったので、2人して家にいると息が詰まってうんざりだとよくこぼしていました。

夫婦2人で、趣味もなく、高齢者の集まりは嫌いと言って行かず、スーパーに買い物に行くくらいしかすることがなかった私の両親。

これはこれで、ある意味うらやましいと言えるかもしれませんが。

しかし、今はこんな悠々自適なことができる人はほとんどいないのですね。

死ぬまで働けっていうことですね。

働く体力があるなら、それも健康のためと言えます。

でも、病院に通いながら、自分のからだにムチ打って働き続けるのは、何とか避けたい。

今のうちから少しでも無駄な出費を減らし、少しでも貯金する、未来を明るくするにはそれしかないのでしょうか。

 

 

 

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