介護士の転職　転職エージェントを使う理由

私が転職する際、今度は特別養護老人ホームではなく、別の施設に就職したいと思っていました。

というのも、特別養護老人ホームはどこも似たり寄ったりだろうし、同じことの二の舞はしたくないと思ったからです。

転職先を探す時、転職エージェントに3件ほど登録しました。

その中でとても丁寧な対応をしてくれたある会社に、最終的にはお世話になりました。

会社というより、担当の方のお人柄だったかもしれませんが、とても誠実に話を聞いててくれたし、動いてくれました。

こちらも介護士募集の広告などをチェックして、その中から良さそうと思える職場を探し、担当の方に「ここはどうでしょうか」と尋ねました。

すると、すぐに先方に電話してくれて、

その職場が転職エージェントを通しての求人がOKなのかをまず確認。

エージェントを通すと、その分手数料がかかるので、そもそもエージェントを通した求人を受け入れていないところも多いのです。

求人先のことでわからないことがあれば、可能な限りエージェントの方で調べてくれます。

主に勤務の実態ですね。

レクリエーションや行事などに力を入れているのか、そうでないのか、休日は月に何日あるのか、夜勤はどの程度あるのか、など。

入職してから「こんなはずじゃなかった」ということがないように、事前に情報を仕入れておくことは大切ですね。

転職エージェントは求人先に、だいたいの月収、ボーナスの額、手当の有無などを細かく聞いてくれます。

自分で求人先に面接に行った場合、なかなかお金のことは聞きにくいのではないでしょうか。

求人募集を見ると、ざっくり、「給料○○万円～○○万円（経験により優遇）」とか、「委細面談の上」とか、書いてあることが多く、いったいいくらもらえるのかわかりにくい所が多くないですか。

○○万円～○○万円の幅がどこから生まれるのか、経験とはどの程度なのか、実際もらってみるまでわからない、ということがよくあります。

就職して初めて給料もらってみたら、「こんなはずじゃなかった」なんてこともあるわけです。

でも思ったより少なかったからと言って、今さら辞めることもできない。

やっぱり給料は大切です。

お金のために働いているんですから。

いくらもらえるのか、というところははっきりわかってから面接を受けたいですよね。

面接の時、軽く月収くらいは聞けたとしても、手当は？通勤費は？ボーナスは？などあんまり聞くと、この人、お金のことばっかり聞くなと思われるでしょう。

それが原因で不採用になるということはないかもしれませんが、あまりいい印象は持たれないと思います。

その点、転職エージェントはビジネスなのできちんと先方に聞いてくれるし、先方も答えてくれます。

いくらもらえるのかはっきりわかっていると安心ですね。

そして、面接時の想定質問も教えてくれて、それに対する答え方も教えてくれます。

私の場合、「なぜ、病院を希望したのか」ということを多分質問されますよ、と言われました。

それに対する答えは「ただ、お世話をするだけでなく、医学的なことをもっと勉強したいと思ったから」というのがいいのではと言われました。

また「自分の長所、短所などはよく聞かれますよ」と言われました。

実際、本当にその質問をされました。

これから転職を考えている方、転職エージェントをぜひ活用してみてください。

できれば数社に登録して、親身になってくれそうな担当者と出会えるといいですね。

自分で就活するよりずっと探しやすいし、いい条件のところが見つかると思います。

ただ、「どこかいいところないですか」などとざっくりした、丸投げみたいな依頼のしかたはよくないと思います。

担当の方も膨大な数の求人先から絞ることは困難です。

自分で求人雑誌や求人サイトを見て、ある程度絞って、「ここはどうでしょうか」と聞いてみることが大切だと思います。

よい転職先が見つかりますように。