聞き上手になりたいと思って、普段から気をつけているつもりです。
しかし、聞き上手になることはかなり難しいことですね。
人というのは、他人の話をほとんど聞いていないそうです。
聞いているふりをしながら、次に自分が話すことを考えているのが普通なんだそうです。
人が歌っているカラオケを聞いているふりをしながら、自分が歌いたい歌を探しているのと一緒ですね。
私がよくランチや買い物に行く友人たちも、聞き上手どころか聞き下手です。
私の話なんか聞いちゃいない。
ずーっと自分の話をしています。
特に聞いていて苦痛なのは、その人の職場の人間関係の話。
誰々がどうしたとか、誰々と誰々がこーしてあーしてとか。
複雑でさっぱりわからない。
というか、どうでもいい。
たいして面白くもない話なのに、興味もないし、聞く必要もないと思っています。
なので
「ふーん」「へえ」「そうなんだ」
という相槌をうちつつ、たまに
「それで、どうなったの?」
などという質問を入れます。
そして最後に
「大変だね」
と言っておけばOK。
こんなことを言うと、まったく彼女の話を聞いてないようにも聞こえるけど、要所要所は頭に入っているから大丈夫。
どうせ、彼女も私の話を聞いていないのだから、そんな対応でもいいと思っている。
ちなみに私が話す時は、自分のことを聞かれた時だけ。
しかもできるだけ要点のみ、話すようにしています。
まあ、彼女が8割以上話している感じですね。
もう一人、結構一緒に映画やランチに行く年上の友人も、人の話を聞かない人。
この間ランチに行った時、会ってすぐに珍しく
「仕事どう?」
と聞いてきたので、
「楽だし、まあまあかな」
と簡単に答えたら、
「私もね…」
と自分の話をし始めて、それが長い長い。
私はもう、自分の仕事の話に戻すわけにもいかず、彼女の話を聞き続けるしかない。
しかも、彼女の話は詳しすぎる。
本当にどうでもいい情報まで入れてくるので長い。
基本的にはとてもいい人なのだけど、こういうのを聞かされるのが苦痛なのです。
そして、実家の母も典型的な聞き下手。
子供の頃から、学校であったことを聞いてくれた記憶がありません。
一生懸命私が話しても、うわの空の母でした。
こういう人たちと接してきて、自分はああはなりたくないと思っています。
女性は基本、聞き下手の人が多い傾向があるようです。
だから私は、人と接する時はできるだけ聞き上手を目指しています。
人は皆、話を聞いてほしいので、話をちゃんと聞いてくれる人が好きなんだそうです。
相槌を適度に入れながら、途中で質問も入れて、笑いも入れて。
結構頑張っているつもり。
でも、頑張っているつもりでも、人はなかなか聞き上手にはなれないらしい。
みんな、自分のことを話したくてたまらないんですね。
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