土曜日に歯科に行って、
「今度、抜歯しましょう。都合のいい日に予約を入れてください」
と言われていました。
抜歯…やっぱり怖いですよね。
しかも下の奥歯です。
根っこもしっかりしてそうじゃないですか。
夏休みに入ってからにしょうか、夏休み終わりにしようか。
色々と考えていたのですが、触ったせいか急激に痛みはじめました。
痛いので、食べ物が噛めないし、飲み込むのもつらい。
ぜんぜん食事が美味しくない。
すぐに抜歯予約の電話を入れました。
そして今日、早退して歯科へ。
昨夜からめちゃくちゃ緊張していました。
心臓に持病があるので、緊張することが怖いのです。
もし発作が起きて周囲に迷惑をかけるようなことになったら…とか
大きな発作が起きて、大変なことになったらどうしようとか。
歯科に行くと、先生が最初に10分くらい雑談をしてくれました。
多分、私の緊張をほぐそうとしてくれたんだと思います。
そして麻酔の注射をした後、ちらっとペンチみたいなのが見えました。
「こわい~」
と思ってさらに緊張。
でも、グリグリするようなこともなく、あっさりと抜歯は終了しました。
歯自体が割れていて細くなっていたので、抜きやすかったようです。
麻酔から抜歯まで10分もかかってない感じ。
それから、10分間脱脂綿をしっかり噛んで、止血。
無事終了しました。
何だ、たいしたことなかった、もっと早くいけばよかったというのが感想です。
炎症を起こしていて、膿が溜まっていたそうです。
以前、虫歯を放置していると、歯に膿が溜まって死に至ることもあると聞いたことがあります。
膿が外に出ようとして、あごに膿がどんどんたまって、そのうち血流にのって菌が全身に回ることがあるとか。
そして、敗血症や多臓器不全で死ぬことがあるらしい。
まれではあるけど、うそではないそうです。
ずっと歯科に行かなければいけないことはわかっていたのに、治療が怖くて、発作が怖くて、お金がないと言って、放置していた私。
歯が痛いのに、放置するととんでもないことになるんですね。
早めに行けば、治療も早くすみます。
反省しました。
今日、先生がこんなことを言われていました。
「最近は虫歯がまったくない子供と、いっぱいある子の差がものすごく大きい」
「親がきちんと歯磨きをさせているか、完全に放置かで全然違う」
毎年、学校で歯科検診をして、虫歯が判明しても治療しない子供が多いそうです。
親が生活に追われて連れていく時間がないのか、治療するお金がないのか。
私が子供の頃、担任だった教師がこんなことを言っていたのが今でも心に残っています。
「本当の親の愛情というのは、美味しいものを食べさせたり、いい服を着せることではない」
「体に悪いところがあったら、治してやるのが本当の愛情だ」
私自身は、その言葉を忘れずに子育てをしてきたつもりです。
虫歯もですが、どこか悪いところがあってもほったらかしにする親が今はとても多いんですね。
意識の高い親の子供と、そうではない親の子供、将来はどうなっていくのでしょうか。
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