昨日の夕方、ここ最近では『最悪』と言えそうな出来事がありました。
仕事帰り、母をいつもの整骨院に連れていきました。
母を降ろした後、そこの駐車場で方向転換して出ようとした時のことです。
駐車場の細い溝に左前輪のタイヤが落ちて、完全にはまってしまったのです。
ガクンとなって、「あっ、ヤバい」と思ったけど、
その時はまだ「大丈夫、何とかなる」と謎の自信がありました。
でも、車は前にも後ろにもまったく動かなくなってしまいました。
すると、私より少し前に駐車場に停めた、整骨院のお客さんと思われるおじさんが近づいてきて、
「これはタイヤが完全にはまってますね。JAFに入ってますか?」
と聞いてきました。
「入ってないんですよ。どうしたらいいですかねー」
これはもう、自分でどうすることもできないレベルだということにやっと気づく私。
保険のロードサービスが対応してくれるんじゃないかと、保険証券を出して、ロードサービスの0120から始まる電話にかけてみました。
でも、「ただいま順番におつなぎして…」とガイダンスが流れるばかりで、まったくつながる気配がない。
すると、
「私、JAFに入ってますから同乗者ということにして来てもらえないか、聞いてみましょう」
とそのおじさんが自分の携帯で電話してくれました。
すると、すぐにつながり、対応してくれるというのです。
車種とか、ナンバーとか、状態、駐車場の場所などを説明した後、
「今、混んでいるので1時間近くお待たせしてしまいますが…」
とのことでした。
このままただ待つのはツライけど、自分でやったことなので仕方ない。
待っていると、近所の民家の人が数人出てきて、
「あー、ここはね、軽がよくはまるんですよ。5台くらい見たねー」
そう珍しいことではないらしい。
普通車ならタイヤが大きいのではまらないけど、軽の細いタイヤならはまってしまうのだそう。
何となくホッとしました。
駐車場を借りている人たちも、出たり入ったりするのでそのたび、
「すみません、ご迷惑おかけします」
と謝ると、なぜかそのおじさんも一緒に謝ってくれるのです。
どの人たちも、
「大変ですね。JAF呼んでますか?こっちは全然、大丈夫ですよ」
ととても感じのよい反応でした。
そうこうしていたら、10分くらいでJAFから電話が入り、近くなのでもうすぐ着くとのこと。
電話をしてから15分も待たずに、JAFが来てくれました。
状態を見て、説明を簡単にしてくれて、後ろをまずジャッキで上げて、次に左前のタイヤの後ろにジャッキを入れて上げて、あっという間にタイヤが救助されました。
1人で作業して、10分くらいしかかかりませんでした。
JAFって素晴らしいですねー。
そして、親切なおじさんはJAFの車を誘導して、去っていきました。
何と親切な人でしょうか。
何の関係もない私に声を掛けてくれて、JAFを呼んでくれて、
ずっとニコニコして、手持無沙汰な私につきあって雑談してくれて。
あの時、一人だったらどうしていたか。
不安でどうしたらいいか、途方に暮れていたと思います。
保険屋さんに電話していたとは思うけど、もっともっと対応に時間がかかっていたと思います。
最悪な日かと思ったけど、こんなに親切な人に会えて、心が洗われるような日でした。
そして、迷惑をおかけしたご近所さんたちも皆、親切であったかい人たちばっかりでした。
私も困った人がいたら、自分のできることは何でもしてあげようと強く思ったのです。
あの親切なおじさんに何かお礼をしなければ…。
それと、JAFはやっぱり入っておいたほうがいいかなと思いました。
(今回のJAFの使い方は正規ではないので…すみません。)
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