知り合いの男性が、茶髪だったのに真っ黒に染め直していました。
どうしたのか尋ねると、
「子供の小学校のお受験で親の面接があったから」
とのこと。
幼稚園から私立でしたが、小学校も地元の公立には行かせないとのこと。
子供は女の子で一人っ子。
お受験のために高い高いお金を払って、塾に行っているそうです。
何のためにそこまでするのか。
聞いてみると、
子供のために良い環境を与えてやりたいからだそうです。
子供を幸せにするには『私立の学校に行かせること』が大切なのだそうです。
私立の学校に行けば、周囲はお金持ちのご子息ばかりでしょう。
学校で自然とお金持ちの子供たちとつきあいができる。
お金持ちの子供は、将来おそらく世間で立派と言われる職業に就くでしょう。
そうして、お金持ちの人達との人脈ができるというわけです。
その中から結婚相手も見つかるかもしれない。
女の子は結婚相手次第で人生も変わる。
普通の公立学校に行っても、そういう人達と知り合いにはなかなかなれない。
どんな人脈を築くかが子供の将来にとっては一番大切だと言っていました。
もちろん、お金がなければお受験のための塾にも行かせられないし、私立にも行かせられません。
でも、親がしてやれることはしてやりたい。
よい環境を与えてやることは、お金さえ使えばできないことはない。
その人は自営業ですが、人脈を作るのに苦労したと言っていました。
もしも子供の時から私立に行っていれば…と何度も思ったそうです。
私は子育て中に、子供のための環境作りなど考えたこともなかったし、もちろんそんなお金もなかった。
子供によい環境を用意してやることが親の務めだというこの考え方、なるほどなと思いました。
ただただ、学校を卒業させるだけで精一杯だった自分だったけど。
我が家の子供たちも、もし私立に行かせていれば将来も違っていたかもしれません。
親の収入で、子供の未来が変わり、子供の生涯収入も違ってくるそうです。
ほったらかしの子供と、手を掛けられた子供、そのどちらでもない子供。
お金と手を掛けられた子供は将来が約束され、幸せといえる世界が待っているのかもしれません。
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