【母子家庭】離婚してからやった大切なこと5つ

私はアラ還で介護福祉士として療養型病院に勤務しています。

私が離婚したのは25年ほど前、長男が小学校一年生、次男が年中の時でした。

離婚に至った原因は、元夫のギャンブルと多額のサラ金の借金で生活が破綻したためです。

元夫の気性は荒く、すぐに怒って暴れるような人だったので、冷静な話し合いができないと思われました。

そこで、離婚を決意した後、住む家と引っ越し業者の手配、転校の手続きなどを両親の手を借りながらこっそり行いました。

そして、平日の昼間に置手紙をして、荷物を出し、子供たちを連れて家を出ました。

何もかも失い、まさにマイナスからのスタートでした。

それから、母子3人の生活を確立するまでにやったことをお話します。

離婚調停をした

一方的に家を出たため、その後は元夫が実家に押しかけてきたり、住民票をたどって子供の転校先を探されたり、家を探して子供を勝手に連れ出されたりしていました。

子供たちも父親に会いたがり、私自身もつらい思いをしました。

離婚を成立させないと、児童扶養手当も支給されませんし、就学援助も受けられません。

また、養育費の取り決めもしたかったので、家庭裁判所に離婚調停の申し立てをしました。

これは、印紙代1200円を払い、必要書類を揃えれば簡単に申し立てできます。

3回程度調停を行い、半年ほどで調停が成立しました。

養育費は月5万円と決められましたが、1度も払われたことはありませんでした。

元夫と子供との面会については、特に制限などは決めなかったので、離婚してすぐは毎週のように子供たちを連れ出しにきていました。

しかし、年数がたつにつれ、元夫はだんだんと子供たちに会いにくることがなくなりました。

調停が成立したことにより、離婚が成立し、児童扶養手当が支給されるようになりました。

これは2か月に1回支給され、1ヵ月子供1人で4万円ほど。2人目でプラス3千円でした。

また、就学援助も受けることができ、給食費や教材費が無料になりました。

正社員の仕事に就いた

離婚した頃、私はクレジットカード会社で電話応対の仕事をしていました。

支払を延滞している人に電話をして、支払をしてもらう仕事でした。

パートで一日5時間、時給は確か700円だったと思います。

これでは、児童扶養手当をプラスしてもかなり生活が厳しい。

そこで正社員の仕事を探しました。

しかし特別なスキルもなく、子供が小さいためかまったく採用には至らず。

そんな時に高校時代からの友人から、親戚のおばさんが働いている会社で事務員を募集してるから受けてみないかと誘われました。

「子供が小さいから無理かもしれないけど」

と友人から言われていましたが、なぜか採用されました。

本当にラッキーだったと思います。

給料はそこそこでしたが、少しずつ昇給していきましたし、ボーナスものちに無くなりましたが、その当時はありました。

しかし、有給休暇はまったくとれず、子供の行事や授業参観にも行くことはできませんでした。

小さな子供のいる人が私しかおらず、職場の理解が得られなかったからです。

しかし、生活のため、収入を得るために必死で働きました。

そうして、生活が安定していきました。

公営住宅に転居した

離婚してすぐは、民間の古い家に住んでいました。

家賃は3万円で激安でしたが、狭く、古いために虫が上がってきたりして、それがイヤでたまりませんでした。

母子家庭で収入が一定以下であれば、公営住宅の家賃がかなり安くなると聞き、申し込みをしました。

運よく当選し、入居。

家賃は何と9000円弱でした。

こちらも家は狭く、6畳と4章半の2K。

子供たちは2段ベッドに寝て、机も2台あり、かなり狭かった。

でも、以前住んでいた家よりも多少きれいで、家賃が下がったので助かりました。

家賃を抑えたことが、生活の安定につながりました。

車を手放した

結婚していた時は車を日常的に使っていました。

小さい子供を連れて出かける時、車は有難いものです。

しかし、母子家庭になったら維持が厳しいと思い、車は置いて家を出ました。

車のない生活は不便でしたが、それもすぐに慣れました。

買い物は主に生協の宅配を利用し、トイレットペーパーなどのかさばるものも配達してもらいました。

車の維持費がかからなかったので、不便ではありましたが経済的には助かりました。

子供に習い事をさせた

母子家庭で生活は厳しかったので、費用がかかる習い事には慎重にならざるをえませんでした。

しかし今時、何の習い事もさせないというのは子供があまりにかわいそう。

子供に引け目を感じさせたくない

そんな気持ちで、ひとつは習い事をさせたいと思いました。

まずスイミングを習い、ある程度本人たちが満足してからその後は空手を習わせました。

どちらも費用はそれほどかかりませんでしたし、習い事を通した学びがあったのではないかと思います。

まとめ

離婚する時、自分だけでなく、子供が受けるダメージは相当大きいものです。

子供たちが不安を感じないように、生活の基盤を整えることがまず大切ではないでしょうか。

生活の基盤を整えるには、収入を確保し、倹約できるところは倹約する、それしかないと思います。

離婚後の生活は大変でしたが、過ぎてみればあっという間のことでしたね。

子供たちも親の大変さは理解してくれるし、一生懸命働く姿をちゃんと見てくれています。

離婚を決意したなら、自分の決めたことに迷わず、前を向いて歩くことが大切だと思います。

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