私と同じ講師をしていた同級生が、仕事を辞めたのは3月末。
「仕事が大変すぎて鬱になりそう」と言って、辞めました。
短期雇用の講師をしようかなとその時は言っていたのですが、今日LINEがありました。
「就職が決まりました。心配かけてごめんね」
えっ、そんなに早く決まったの?
するとすぐに電話がありました。
LINEをしてきた後、すぐに電話してくるのが彼女です。
辞めて1週間は嬉しくて、あちこちうろうろ出かけていたそうです。
でも、すぐに飽きてしまい、そろそろ仕事をしようかとハローワークに行ってみた。
市役所の臨時職員の仕事があったので、応募。
数日後、またハローワークに行って求人を見てみたら、前職と同じ業種の会社が求人していたらしい。
「これだ」と思い、すぐに応募。
すぐに採用になり、先週からバイトで働き始めた。
しかも、来月からは正社員になれるらしい。
雇用は64歳まで。
すごいタイミングです。
60歳近いというのに、正社員の口が見つかるなんて奇跡です。
しかも、前にやってた業種だから経験が生かせる。
「ほんとに良かったね」
と私は心から喜びました。
彼女は、
「学校で働いてた時は、子供とか親に振り回されてきた。でもこれからは自分次第だから」
「給料は少なくてもいい。心穏やかに働ける所がいい」
と言っていました。
子供の教育をしたり、子供の面倒をみるということは、常に重い責任を伴います。
彼女はそれが嫌だったようです。
これからは自分の仕事だけ責任もってやればいい。
彼女は教師を目指していたけど、性格的には向いてなかったのかもしれません。
一時的でも教師の仕事ができてよかったと彼女は言っていました。
向いてない仕事なら早めに撤退する。
60歳であっても。
そんなことを教えてくれた彼女の話でした。
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