先日、昔からの友人のA子と買い物とランチに出かけました。
事前にラインで
「話したいことがある」
と聞いていたので、会ってすぐに聞いてみました。
すると、
「彼がね、転勤になった。それで結婚しようってこの間旅行に行ったときに言われた」
彼女は普通に冷静に言いました。
嬉しさを隠すように。
入籍の日は彼女の誕生日と彼の誕生日の間の日にすることにしたそう。
「よかったね~、おめでとう」
私も心の底から嬉しかった。
50歳を目前にして結婚できる女性は本当に数少ないと言われていて、奇跡に近いと思います。
正直、私は結婚できると思いませんでした。
同棲をずるずる続けると思っていました。
彼女も半ばあきらめていたかもしれません。
女性の気持ちとしては、結婚結婚と急かすわけにもいかないし。
つらかったのではないでしょうか。
それでも、毎日毎日食事を作り、家事を頑張っていました。
「嬉しくて泣いた?」
と聞くと、
「いや、ぜんぜん」
と彼女は努めて冷静に言っていました。
本当は嬉しくて、嬉しくて、仕方ないくせに。
「手続きとかめんどくさいんだよね」
などと言っている。
ご両親にも話すと、今のままでもいいかと思っていたらしいのですが、けじめをつけることでとても喜ばれていたそう。
結婚式については、こういう時期でもあるし、年も年だし、彼は再婚だし。
式はせずに写真だけ撮ると言っていました。
「スピーチさせて」
と私は以前から言っていたのですが、式をしないなんて残念です。
彼女と私のつきあいはもう25年以上。
それだけに彼女の結婚は自分のことのように嬉しいのです。
彼は堅実で真面目な人のようだし、きっと彼女を幸せにしてくれるでしょう。
どうか、末永くお幸せに。
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