私は現在、病院で介護福祉士をしています。
私は結構色々な仕事をしてきました。
短大時代はアルバイトで証券会社の事務補助、公文の先生、ファミリーレストランなどなど。
卒業後は小学校教員を目指していましたが、採用試験に落ちて、新聞広告で見た化粧品会社に就職。
美容部員としてカウンターに立ち、お客さんにメイクをしたり、化粧品を売ったり。
ノルマがキツイ仕事でした。
次についた職業は一般事務員。
出産のため退職して4年ほど専業主婦。
でも、子供とだけ過ごす毎日、近所のママ友とのつきあいに疲れ、社会から取り残されたような気持ちで過ごしていました。
そんな時、近所の人に誘われて、なんとなく生命保険の営業の仕事を始めました。
次にパートでクレジットカードの延滞者の取り立ての仕事をし、その頃離婚。
パートでは生活できないと、正規で建設関係会社の事務員になりました。
そこで13年働いたのですが、その会社の業績が悪化し退職。
菓子製造の仕事に就いたけど給料が安すぎて、資格も持たずに老人ホームの介護職へ。
あまりにブラックな老人ホームの仕事に嫌気がさして、今の病院に就職。
とまあ、色々な仕事を経験しています。
数だけ多いと言われればそれまでですが、やはり多くの仕事を経験したことはよかったと思っています。
接客業、事務員、製造業など、一通りの仕事は経験しました。
特に接客業を経験したことはよかったと思います。
突然家を訪問して、見ず知らずの人と話さなければならない保険募集の仕事。
電話越しに知らない人と話さなければならない取り立ての仕事。
結構勇気がいります。
玄関先で犬でも追い払うかのような対応されたり、
督促の電話では怒鳴られたり、おどされたり、ひどい対応をされて落ち込むこともしょっちゅうでした。
でも、言葉遣い、敬語、マナーなどは十分学べたと思います。
そして、どんな時も笑顔で対応することの大切さも学びました。
保険の仕事では保険のことが勉強できたし、
カード会社ではクレジットカードについて勉強できました。
保険についてもカードについても、今やネットで調べればたいていのことはわかる時代ではありますが、実際現場で働いてみないとわからないこともたくさんあるものです。
転職時に履歴書を書くと、たくさん職歴がありすぎて、「仕事が続かない人」だと思われてしまう懸念もあるのですが。
私が現在勤務している病院で働いている人は、同じ仕事を何十年も続けている人ばかりです。
そして、勤務先もずっと同じです。
同じ職場でひとつの仕事だけを続けてきているので、昇給もあり給料もそこそこもらえるし、安定はしています。
でも、悪くいえばぬるま湯に浸かっているようなものだと私は思います。
私のようにあちこちの会社を転々とすると、給料はいつも振り出しに戻るので低賃金のままです。
でも、私は経験をお金で買ったと思うことにしています。
そして、勤務年数が長くなると役職に就いたり、責任ある立場になることもあります。
でも、私はいつも下っ端です。
責任のある立場もいいけど、私は上にたって人を管理するよりも、現場で働く方が合っていると思っています。
色々な仕事や経験をしてきたことで、人としての厚みが出てきたのではないかと自分で勝手に思っています。
これから先、今の仕事ができなくなったとしても、自分ならどんな仕事でもどんな状況になっても、やっていけると自負しています。
色々な職場で色々な仕事を経験したことは、自分の財産になっていると思っています。
今の仕事がつらい人は、転職を恐れずに挑戦してみませんか。
きっと新しい自分が発見できるし、自分にとっての糧になると思います。
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