私の職場でも同僚の子供さんの不登校をよく耳にします。
いずれも小学校高学年です。
親御さんの心配はいかほどかと思います。
今は不登校は珍しいことではなくなりました。
私達が子供の頃は何の疑いもなく学校に行っていたし、それが当たり前のことだと誰も信じて疑いませんでした。
同僚の子供Aくんの場合
同僚の男性介護士の子供さんは小学校5年生。
半年前くらいから不登校になったそうです。
「学校に行ったって仕方ない」と言って、完全に夜型の生活をしているそうです。
両親は共働きなので昼間はいないのですが、ゲームなども両親が隠しているので遊ぶこともできず、ただゴロゴロしているのではないかと言っていました。
その同僚はあっけらかんとした様子で話していましたが、内心は心配でたまらないでしょう。
同僚の子供Bさんの場合
40歳を過ぎてやっと授かった女の子で、少し神経質に育て過ぎたかもと以前からその同僚女性は言っていました。
その女の子も小学校5年生。
「近頃、学校に行ってないんですよ。もうどうしたらいいか。仕事に来てる時だけそのことを忘れられるっていうか」
そう話していました。
多くを語りたくない様子だったので
「何か自分なりに思うところがあるんでしょうね。今はそっとして好きなことをさせてあげたら?一緒に行きたい所に行くのもいいかも」
それくらいのアドバイスしかできませんでした。
「見守るしかないですね。今度一緒に映画でも行ってみます」
とその女性は言っていました。
親として心配でたまらない気持ち、とてもよくわかります。
不登校だった長男
小学生の不登校とは違うかもしれませんが。
長男は高校2年の時に不登校になりました。
小学校の時から成績は優秀で、常にリーダーシップをとるような子供だったのに。
高校中退し、高校卒業程度認定試験に合格し、専門学校に進みましたが結局中退。
家にこもった期間もありましたが、アルバイトを始め、それから就職し、今に至っています。
何度も何度も挫折し、その度悩み苦しみました。
このまま引きこもりになるのではという不安もありました。
なぜあの頃、不登校になってしまったのか。
いまだにわかりません。
私自身があの頃のつらさを思い出したくなくて、口にすることもできないし、今さら聞くこともないかと思っています。
長男が立ち直れたのは
長男が立ち直れたのは、本人いわく、小学校からずっと仲良しだった友達が何かと誘って連れ出してくれたからだそうです。
本人が信頼できる人の存在があったことがよかったんですね。
そして、私も長男を信じてずっと変わりなく接しました。
最初の頃は「学校に行こう」「何で行かないの」と何度も何度も言っていました。
しかし、そんなことをいくら言ったところで何の解決にもならないことに気づいたのです。
夜な夜なパソコンに向かってゲームしながら、会ったこともない人としゃべっていても何も言いませんでした。
心配でたまらなかったけど、小言を言いたくてもグッとこらえて、したいことをさせていました。
買い物に誘って一緒に行ったり、何事もないように普通に話をしていました。
まとめ
好きなことを精一杯させる、話をきちんと聞く、そうすれば本人に見えてくるものがあるのではないでしょうか。
不登校の子供たちはイヤなこと、したくないこと、行きたくない所からしばらく離れたいのでしょう。
そうしなければ、心が悲鳴をあげるのでしょう。
そんな時は黙って見守るしかないのでは。
つらい時期かもしれませんが、つらいのは子供も同じです。
子供を信じて待つ、それが一番なのではと私は思います。
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