知り合いが現在、実家じまいをしている。
両親が亡くなって、もう十数年がたつらしい。
長年住む人がいない家は傷みが激しく、台風や大雨の時は近所に迷惑をかけないかと不安だったそう。
手放したいと不動産屋さんに何度か話を持ち掛けたけど、なかなか売れず。
しかし、今回とある不動産屋さんが買い取ってくれることになった。
少し手を入れて、借家にするらしい。
ただ、買取価格は激安らしい。
どこも買い取ってくれなかった物件だから、買ってくれるだけでもありがたいのかもしれない。
でも、両親が必死の思いでこの家を手に入れたのにと思うと、悲しいし、申し訳ない気持ちになったそう。
でも、自分が処分しないと、固定資産税などで先々子供に迷惑がかかる。
割り切って、家の中を片付けることにした。
いらないものはそのまま置いておけば、不動産屋さんがすべて廃棄してくれるらしい。
金目のものや売れそうなもの、自分がいるものなどをピックアップするけど、その作業が本当に大変。
あのくらいの年代は、もったいない、もったいないと、何でもため込む年代。
物がとにかく多い。
そんな話を聞くと、私も子供に迷惑を掛けないように少しでも片付けておこうと思った。
そして、頑張って家を買っても、子供が引き継いで住んでくれることはほとんどないということ。
かえって家を残したばっかりに、子供が処分するのに大変な思いをする。
固定資産税などの負担もさせることになる。
家なんかない方がいいとよく聞くけど、やっぱりそうだなと思ったのでした。
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