最近の若い人は…というフレーズは、職場でよく聞く言葉です。
特に私たち昭和のど真ん中を生きてきた世代は
「私たちは昭和だから、若い人の考えていることはよくわからない」
「あの人は『ゆとり』だから仕方ない」とか
若い人たちを批判するような言葉をつい口にしますよね。
若者と自分たちは違って当たり前。
そのことを頭に置いて、後輩を育成していかなければなりませんよね。
現代の若者のコミュニケーションの特徴
- 自分の意見があっても言わない
- 無難な意見を言う
- 多数派の意見が正解
- 同調する
不正解なら答えない、安心感がないと発言できず、人の意見に肯定も否定もしないのが、若者の特徴なんだそうです。
よくも悪くも自分の意見がなく、人と合わせるのがうまいということなのでしょう。
現代の若者の特徴は
- 打たれ弱い
- 怒られることが苦手
- 指示待ち
- 自分が目立つのはいや
- おとなしい
- あきらめが早い
- 言われた以上のことはしない
- 指示されたことはきちんとする
- 仲間と話を合わせることができる
- 仕事よりプライベート
現代の若者がすべてこうだということではありませんが、あてはまるなと思う部分も多いのでは?
最近、入職してくる若者を見ていると、皆おとなしいなと感じます。
少子化家庭が多く、家で大切に育てられ、自分から要求しなくても満たされる。
大人の方が「○○しなさい」と次々に指示するため、言われたことを素直にやるのが得意。
少子化で競争が必要ない環境であるため、疑問や困ったことがあっても誰かが教えてくれるまで待つのが普通。
最近の若者はこんな感じらしいです。
ひと昔前には、大きな声で挨拶して、ハキハキ話す元気な若者がたくさんいたような気がするのですが。
現代の若者を注意する時は
- 事実を注意する、推測はしない
- 他人と比較しない
- 以前のことを持ち出さない
- 言い訳を聞く
- 原因を考えさせ、改善策を考えさせる
- 激励して締めくくる
感情的に『怒る』ということは意味がない行為です。
理論的に一緒にどうしたらいいのかを考えることです。
相手の人間性や性格を攻撃したり、自分の忙しさやストレスが原因で八つ当たりしていないか、考えることが大切です。
私の知り合いに、上司に怒られて仕事に行けなくなって、今は引きこもりという人がいます。
打たれ弱く、怒られると立ち直れない人が多いのでしょうか。
誰でも怒られるのはイヤです。
私のような年齢になっても、怒られたくはないし、怒られたら多分1週間くらいは引きずります。
「言い訳するな」と昔は言われていましたが、今は言い訳を聞いてあげた方がいいそうです。
若者にも言い分がある、聞いてあげることが大切なのでしょう。
若者を指導するときの基本
ほめること
自信をつけさせること
この2つが大切ですが、なかなか難しい。
ほめるにはコツがあります。
- 具体的な事実をほめる
- タイミングよくほめる
- お世辞は言わない
- 小さなことでもほめる
- 結果だけでなく、過程もほめる
- 一緒に喜ぶ
誰でもほめられるとうれしいものです。
ほめられて伸びる人はいても、叱られて伸びる人はいません。
どんな小さなことでも見つけてほめてくれると、この人は自分をよく見てくれている、信頼できると思えます。
これは誰にも経験あることではないでしょうか。
気をつけるポイント
こんな言葉は使ってはいけないそうです。
- 当たり前
- どうして~したの
- なぜわからないの
- 頑張って
「頑張って」はつい使ってしまう言葉ですが、これは不要なプレッシャーを与えてしまうようです。
まとめ
後輩が意見を言わない、報告、連絡、相談ができないという場合、
「言いたくない」「報連相しにくい」
そういう環境を先輩や上司が作っている可能性が高いです。
そして相手との信頼関係ができていないことが原因であることが多いのです。
まずは、相手を受け止めるコミュニケーションを目指しましょう。
後輩と一緒に自分も成長するつもりで、指導していく気持ちが大切なようです。
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