昔、大学や短大で教員免許を何となく取ったという人、いませんか。
でも、今は教員ではなく、別の仕事をしている人。
もちろん、教員を本当に目指していて、採用試験で不採用になった人もいるでしょう。
しかし、まあ資格だけとっておいて損はない、と免許だけ取得したという人もいるのではないでしょうか。
もしも、今収入に不満がある人や仕事を探している人は、その教員免許を生かして仕事をしてみませんか。
今さら教師をやるなんて無理と思うのも無理はありません。
だったら教員免許を生かしてできる『講師』という仕事はどうでしょうか。
教員不足は顕著
今や、教員になる人は本当に不足しています。
教育委員会の人の話によると、教員不足が顕著になってきたのはこの5年くらい。
教員採用試験の倍率は、自治体によって異なりますが、我が自治体では私が採用試験を受けた頃は25倍。
それが今は1.5倍と大幅に低下しています。
何という差でしょうか。
モンスターペアレントという言葉が有名になってからというもの、教員になりたいという人はめっきり減ったように思います。
一般の人からも
「今は子供より親がうるさいから、先生は大変らしい」
「SNSなどの発達でさらに大変になった」
そういう認識が当たり前になっています。
それだけ、現場の先生は本当に本当に大変なのでしょう。
おかげで教員を目指す人は本当に少なくなっています。
そして、産休や長期休暇の教師の代わりに働く講師ももちろん、不足しているそうです。
講師の実態
今回、自分自身が講師の職に就いてみてわかったこと。
講師をやっている人は結構多いです。
私が勤務している学校は、教師の中で全体の3分の1が講師でした。
これだけ、講師に頼っている現状です。
結構年配の講師も多い。
正規の教員ではないと尻込みする必要はないのです。
講師のメリット
責任があまりない
担任を希望すればそれなりに大変だと思います。
しかし、担任をせずにサブに徹すればそれほどではないようです。
そもそも講師にはそれほど責任のある仕事はさせないそうです。
年齢制限がない
私が面接した時、教育委員会の人が
「最高齢は75歳の人がいます」
と言われていました。
これには驚きました。
もちろん、長年やっておられて75歳になったのでしょうけど、それにしてもそれほどの年齢の人にまで頼らなければならないなんて。
教員不足はそこまで厳しいんですね。
私なんかまだまだひよっこです。
給料がよく、福利厚生もよい
給料は多分、結構いいと思います。
まだもらってないので、はっきりとはわかりませんが。
大企業で長年働いている人よりは低いかもしれませんが、普通に転職するよりは全然高い収入です。
普通、40歳以上でスキルもなく転職すると、確実に収入は下がるもの。
私は何回も転職しているので、その度に新卒の初任給の給料に逆戻り。
その点、講師は今までの社会人経験を加味して給料を決定してくれるというシステムがあります。
年齢を重ねていても、社会人経験が何年あるかを給料に反映させてくれます。
有給休暇も民間の会社に比べて、とても取りやすい状況です。
頭痛がするとか、鼻水が出るとかそれくらいでも、あっさり休んでいる先生がいるのには驚きました。
確かにコロナに感染していれば大変ですが、私からすればさっさとPCR検査を受けて、陰性ならすぐに出勤すればいいのにと思います。
しかも、これは有給休暇ではなく、特別休暇という取り扱いだそうです。
もしも、教員免許があるなら、講師という選択も悪くはないと思いますが、いかがでしょうか。
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