人の話は否定しない

一緒にいて楽しい人と疲れる人、その違いは何だと思いますか?

人の話を気持ちよく聞いてくれる人とは、一緒にいて楽しい。

反対に、人の話を否定する人は疲れるし、一緒にいたくないですよね。

最近、こんなことがありました。

隣の席の先生と雑談していた時です。

朝ごはんの話になり、私が

「16時間ダイエットをずっとしてて、朝は食べないんですよ」

と話すと、いきなり

「朝食べないのはだめなんですよ。1日2食にすると体が飢餓状態になって、脂肪を貯めこみやすくなるんですよ。お相撲さんもそうなんですよ。だからあんなに太ってるんですよ」

と昔々聞いたような話をドヤ顔で言ってきました。

それって、昔の常識ですよ。

そう思ったけどこういう人に反論しても意味ない、と瞬時に悟った私は、笑って受け流しました。

朝ごはんを食べる、食べないということは、私にとっては正論だし、彼女が思っていることも正論です。

でも、雑談で正論を振りかざしてどうなるのでしょう。

全然、楽しくないですよね。

つまり、雑談に正論は不要なんです。

彼女の話が正解かもしれないけど、『絶対の正解』というのは世の中にはないと思います。

もちろん、16時間ダイエットだって、否定している医師や研究者はたくさんいます。

でも、私がいいと思ってやってるんだからいいじゃないですか。

雑談なら、

「へえー、それってどんな風にやるんですか?」

と質問したり、

「お腹空きませんか?」

と感想を聞くだけでいいのです。

こんな風に何か話を聞くと、すぐに否定する人っていますよね。

『自分の考えが正しい』『私がアドバイスしてやる』そんな気持ちなんでしょう。

でも、雑談にアドバイスは必要ないのです。

もしも意見を求められたら、

「否定しているように聞こえたらごめんね」

とまず言ってから、自分の意見を言えばいい。

否定しそうになってしまった時は、最後に

「…かもしれませんね」

と言っておくと、角が立たないと思います。

雑談だから何を言ってもいいんだ、と思うかもしれませんが、雑談にもルールがあります。

こう考えると、雑談って簡単そうだけど、難しいし、奥が深いですね。

 

 

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